2012年4月26日、三菱自動車は日産自動車から「フーガ」のOEM供給を受けることでかねてから合意していたが、フーガをベースとする高級セダンの車名を「プラウディア」に決定したと発表した。このプラウディアは今夏より全国で販売する予定としている。また、4月25日発表されたばかりの日産の新型「シーマ」についてもOEM供給受け、同車をベースとした最高級セダンを今夏より同様に販売する予定としている。
現在、両社は日本国内で、日産自動車から三菱自動車に対しNV200バネット=デリカD:3/デリカバン、AD=ランサーカーゴを、反対に三菱自動車からは日産自動車に対しはeKワゴン=オッティ、ミニキャブバン=NV100クリッパー、パジェロミニ=キックスをOEM供給している。今後はすでに発表されているように両社で新型軽自動車の共同開発を行うことや、今回のフーガ、シーマのOEM車両設定などにより、両社の日本国内での事業競争力強化につなげていくという方針がより鮮明になっている。