2012年3月20日、日産のカルロス・ゴーンCEOは、インドネシアにおける生産拠点強化と販売力の向上のための新たな方策を発表し、インドネシアでの生産能力を2014年までに25万台へ引き上げ、従業員数を3300名に増強、販売店、商品ラインアップの拡充なども行い、総額330億円を投資するという。そのためジャカルタから80kmの場所に位置するチカンペック工場は、ASEAN地域における最大級の生産拠点のひとつとなる。
そしてこの発表会の場で、日産はダットサン・ブランドを復活させることを発表した。ダットサン・ブランドは、日産、インフィニティに続く日産の第3のグローバル・ブランドと位置付けられ、主としてこのブランド名は成長を続ける新興国市場で使用されるという。ダットサン・ブランドのモデルは、2014年からインド、インドネシア、ロシアを皮切りに順次販売を開始する予定だとしている。