三菱自動車は2021年11月30日、かねてから予告されていた「ラリーアート」ブランド復活の第1弾として、1トンのピックアップトラック「トライトン」とミッドサイズSUVの「パジェロスポーツ」に特別仕様車「ラリーアート」を設定し、12月12日までタイ・バンコクで開催される第38回タイランド インターナショナル モーター エキスポ2021に出品するとともに、12月1日から販売を開始した。
三菱のラリーアートは、世界ラリー選手権やダカールラリーの経験を通じてスポーツ性能、独自のデザインを確立したサブブランドで、その歴史は1983年のラリーアート ヨーロッパ設立に始まり、2019年春に活動を終了している。そして2021年5月に改めてブランドを復活されることが発表されていた。
新生ラリーアートはかつてモータースポーツシーンで培ってきたブランドイメージを受け継ぎながら、まず最初はアクセサリー用品の販売事業を中心に展開し、自分らしい走りや個性あるスタイリングを求める三菱車オーナーにワクワク感を届けることが目標となっている。
今回発表された特別仕様車は、三菱自動車の世界戦略車である1トンのピックアップトラック「トライトン」と、ミッドサイズSUV「パジェロスポーツ」のタイ仕様車をベースとし、かつてラリーに参戦していたワークスカーを思い起こさせるレッド、シルバー、ブラックのストライプ調ボディサイドデカールや、レッドのマッドフラップをはじめラリーアートロゴ入の内外装アクセサリーを特別装備している。
加藤隆雄社長は、「三菱自動車、そしてラリーアートファンのみなさまへ、ラリーアートブランドの新しい商品をお届けできる事をとても嬉しく感じております。このラリーアート復活第一弾となる特別仕様車に続き、魅力的なラリーアート商品を順次投入し、さらにはこのブランドのスピリットを感じられるような活動を検討しておりますので、新生ラリーアートにどうぞご期待ください」と語っている。