三菱は、ミッドサイズSUV「アウトランダー」に、SUVの楽しさ、頼もしさを強調したデザインとした特別仕様車「アクティブギア」を設定し、2016年7月20日から全国の系列販売会社を通じて販売する。アクティブギアは、アウトドア用品のギア感(道具感)を表現した特別仕様車で、4月には「デリカD:5」に設定して好評を博していた。今回はその第2弾となる。
アクティブギアのベースとなっているのは、予防安全技術「イーアシスト」を標準装備した「セフティパッケージ」。外観上の特徴としては、フォグランプベゼル、サイドドアガーニッシュ、ウインカー付電動格納式リモコンドアミラーをオレンジとしたほか、テールゲートにオレンジの専用デカールを装着しているのが印象的だ。
この要所に配されたアクセントカラーのオレンジ色は、アウトドアの本格派が愛用する登山ロープやバックパック等のギア(道具)に採用される色で、機能性の高さを表現している。また太陽や炎に例えられる明るさで、前向きな気持ちを引き出し、“新しいことへの挑戦”などへの後押しを意識しているそうだ。
その他にも、ブラックの18インチアルミホイールで足元を引き締めていたり、メーカーオプション設定だったルーフレールを標準装備し、シルバーからグロスブラックに変更しているのも、アクティブギアならではの装備品となっている。ボディカラーは、チタニウムグレーメタリック、ホワイトパール(32,400円の有料色)、ブラックマイカの全3色展開とした。
インテリアでは、サポート性に優れ心地よい手触りのスエード調人工皮革を、座面及び背もたれ面のシート生地に採用。ボーダーキルティングを立体的な形状とすることで滑りにくしていたり、昇降温抑制機能を有する人工皮革を、背もたれ面上部とサポート部に採用するなど、機能的なシートとすることを強く意識したものとなっている。
エクステリアと同じ趣向はインテリアにも見られる。シート、ステアリングホイール、シフトノブ、メーターフード、ドアトリム、センターアームレストなどには、アクセントとしてオレンジのステッチが施された。
またインパネオーナメントはオレンジの専用デカールを装着。インパネ&ドアトリムオーナメントパネルには、ベース車では本革シートとセットでメーカーオプション設定だったブラック プライウッド調パネルを、またパワーウインドウスイッチに新しくピアノブラックのパネルをそれぞれ採用している。さらにセンターコンソールとドアトリムにも人工皮革を採用し、インテリアの質感を向上させた。
機能装備では、メーカーオプション設定としていたスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)と、バードアイビュー機能付マルチアラウンドモニターを標準装備する。
さらなるカスタマイズを望むユーザー向けには、アウトドアレジャーシーンで力強いスタイリングをより強調する、専用のオリジナルパーツを組み合わせた「アクティブギア コンプリートパッケージ」がディーラーオプション設定している。内訳はテールゲートスポイラー、アクティブギアのロゴが入ったアルミホイールデカール、専用のフロアマット(ブラック&オレンジ)となる。