三菱 パリショーで航続距離1000kmを超えるトリプルモーターPHEVを世界初披露

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三菱は、2016年9月29日に開幕するパリモーターショー2016で、次世代クロスオーバーSUVのコンセプトカー「GT-PHEVコンセプト」をワールドプレミアする。

「GT-PHEVコンセプト」は、次世代クロスオーバーSUVの最上級モデルという位置付けのコンセプトカー。最大の特徴は、独自のトリプルモーター方式のPHEVシステムを搭載していることにある。

PHEVシステムは次世代の大容量駆動用バッテリー、高出力・高効率のトリプルモーター、発電・動力性能を向上させたPHEV専用エンジンなどで構成され、EV航続距離120km、総航続距離1200km以上を記録する。

また、フロントに1基、リヤに2基のモーターを搭載するトリプルモーター方式のフルタイム4WDと、車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」といったこれまで培ってきた技術に加え、通信と車載カメラやセンサーを活用し、事前に得たルート・天候・路面などの情報をもとに、きめ細かい電費・燃費の消費エネルギーマネージメントや、様々な状況に適した四輪統合制御を行なう。これらにより、全天候に対応した高次元の操縦安定性や優れた環境性能を発揮する。

デザイン面では、三菱のデザインアイコンとなっている「ダイナミックシールド」コンセプトを採用するなど、大地を疾走するグラウンドツアラーというコンセプトのもと、「Functional Beauty(機能に基づく美しさ)」、「Augmented Possibility(可能性を拡張するデザイン)」、「Sculptured Dynamism(ダイナミズムを刻むデザイン)」、「Japanese Craftsmanship(日本の匠の美しさ)」を追求している。

一方、インテリアではインパネを水平基調のデザインとすることで広々とした空間を作り出し、ドライバーが走行時の車体姿勢の変化を体感しやすくしているという。また、エクステリアのルーフとカラーコーディネートしたバーガンディ色の本革を使用することで、上質で居心地のよい室内空間を演出している。

■リアルなモデルも展示
このほか、次世代EVシステムを搭載したコンパクトSUV「eXコンセプト」や、「アウトランダー」と「アウトランダーPHEV」の2017年モデル(欧州仕様)も初披露。アウトランダーは、フロアコンソールのデザインを一新して内装の質感を向上させたほか、歩行者検知機能を加えた衝突被害軽減ブレーキシステムやドライバーの死角をサポートする後側方車両検知警告システムなどの先進安全技術を新たに採用。アウトランダーPHEVは、EV走行を優先させるEVプライオリティモードを採用したほか、アウトランダーと同様の先進安全技術を採用している。

なお、同社はパリモーターショーのスペシャルサイトを開設し、出展車両などさまざまな情報を発信していくという。

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