三菱自動車は2022年11月4日、新型軽自動車スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を2023年初夏に発売することを発表し、のスペシャルサイトを開設した。このサイトではエクステリア・デザインを初披露している。「デリカミニ」は初代「デリカ」の発売から55周年となる2023年5月頃に投入する計画で、「東京オートサロン2023」に参考出品する予定としている。
新型「デリカミニ」は「DAILY ADVENTURE(毎日の冒険)」をデザイン・テーマとした、SUVらしい力強いスタイリングの軽スーパーハイトワゴンとなっている。クルマのイメージとしては、「デリカ」シリーズを投影させている。「デリカ」はSUVとしての走破性とミニバン、MPVとしての居住性を融合させた三菱ならではのオールラウンドミニバンとして、ファミリー層からアウトドアレジャーを楽しむ顧客層にアピールするロングセラー・モデルだ。
アウトドアレジャーの人気が高まる現在、その「デリカ」シリーズの世界観を軽スーパーハイトワゴンに投影したクルマが新型「デリカミニ」だ。また軽自動車の中でも依然としてスーパーハイトワゴンが高い比率を占めており、三菱の既存のスーパーハイトワゴンの「eKスペース」、「eKクロス スペース」というラインアップをさらに拡大させる役割も担っており、キャラクターとしてはよりSUV寄りのモデルとなっている。
新型「デリカミニ」は、力強さと安心感を表現する「ダイナミックシールド」表現に、特徴的な半円形のLEDポジションランプを内蔵したヘッドライトを組み合わせSUVテイストと親しみやすさを両立させている。
フロントバンパーとテールゲートガーニッシュには立体的な「DELICA」ロゴを採用。ブラックのホイールアーチに加え、前後バンパー下部にプロテクト感のあるシルバーのスキッドプレート形状を採用し、SUVらしい走破性を表現している。アルミホイールは、タフさを表した形状とスタイリッシュさを持ち合わせたダークシルバー塗装とし、足元を引き締めている。また、コンセプトに合わせてアッシュグリーンメタリックを新色として開発している。
「デリカミニ」は当然ながら既存プラットフォームを採用しており、パワートレインも「eKスペース」用を流用していると推測できる。
軽自動車スーパーハイトワゴンのSUV系モデルとしては、スズキの「スペーシア ギア」、ダイハツの「タント ファンクロス」が既に登場しており、これに三菱の「デリカミニ」が参入することになる。
新型デリカミニ特設サイト:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_mini/special/teaser/