
2025年12月18日、三菱デリカD:5の大幅改良が発表された。ダイナミックシールドデザインを採り入れ、大胆な模様替えをしたのは2019年。それから7年を経ての大幅改良だ。
デリカD:5の売れ行きが鈍ったから? いやいやデリカD:5は2019年の現行モデル登場からほぼ右肩上がりで販売台数が伸び続けている。5年目となる2024年は、過去最多の年間約2万2000台の販売実績を持つ。国産ミニバンのモデルチェンジサイクルは概ね6〜7年。装備やデザインがライバルに比べて見劣りしてくれば、販売台数に影響が出てくるのが普通だが、デリカD:5は違う。なぜなら“唯一無二”を謳う、ある意味、別次元にいるミニバンだからだ。
デリカD:5の魅力は、他社のミニバンとは違う。3列シートで7or8人乗りというのは変わらないが、駆動方式は4WDのみ。エンジンもトルクフルなディーゼルターボ1本。最低地上高も185ミリと他車に比べて40〜50ミリ高い。カタログサイトを見ればアプローチアングル(21度)やディパーチャーアングル(23度)まで記載されているが、実はアプローチアングルは同社のアウトランダーPHEV(20.1度)よりも良かったりして……。形こそファミリーに愛される3列ミニバンだが、中身はクロカン譲りのタフなオールラウンダーなのだ。


『デリカらしさ』=オールラウンダー“力”に磨きがかかる
そんなデリカD:5は、今回の大幅改良によって、大きく2つの方向で進化を遂げた。
ひとつは『デリカらしさ』。唯一無二の特徴である力強いスタイリングと走りの進化だ。



外観は、フロントグリル、前後バンパーのデザイン変更、ホイールアーチモールの追加などにより、力強く、悪路をものともしないタフさを表現する。とくに目を惹くのが前後バンパーのブロック調のデザイン、そしてリアゲートの大きな車名ロゴだ。内装においても、金属調アクセントを加えたインパネや、傷付きに配慮したダークグレーのセンターパネル、シート素材やステッチを変更するなど、大きく手を加えた。



今回の大幅改良で最も大きなトピックとなるのが、走りを進化させた「S-AWC(Super-All Wheel Control)」の搭載だ。S-AWCは、電子制御4WD、AYC、ASC、ABSで構成される三菱独自の車両運動統合制御システム。4輪の駆動力・制動力をバランスよく制御することで、悪路走破性の向上と、優れた直進安定性、意のままの操縦性を実現する。さらに4つのドライブモード(ECO/NORMAL/GRAVEL/SNOW)と、急な下り坂でも車速を一定に保つヒルディセントコントロールによって、あらゆる路面状況に応じた最適な走行を可能とした。
ADAS機能追加で安心安全も強化
大幅改良のもうひとつの方向は、『安全・安心・快適』で、具体的にはADAS機能の強化が主となる。「衝突被害軽減ブレーキシステム」に自転車の検知が加わり、「誤発進抑制機能」では、後退のアクセル踏み間違えにも対応。また、車両付近の障害物のおおよその位置をメーター表示と音で知らせる「パーキングセンサー」も追加された。
「マルチアラウンドモニター」は従来比でカメラ画質が約3倍に向上。両サイドビュー+フロントビュー画面や、バードアイビュー+透過フロントサイドビュー画面が追加されるなど、より使い勝手が広がった。
「衝突被害軽減ブレーキシステム」では、従来の車両と人物の検知に加え、新たに自転車の検知を可能としたほか、「誤発進抑制機能」では、後退時でもアクセルの踏み間違えに対応しました。また、前後バンパーに搭載したソナーにより、車両付近の障害物のおおよその位置をメーター表示と音でお知らせする「パーキングセンサー」を追加。
「マルチアラウンドモニター」では、従来からカメラ画質を約3倍高め、両サイドビュー+フロントビュー画面や、バードアイビュー+透過フロントサイドビュー画面を追加することで視認性が大幅に向上、さらに移動物検知機能を採用することで、駐車場などでの周囲確認性も向上しました。そのほか、前方車両の発進をお知らせする「先行車発進通知」を追加するなど、より安全・安心・快適な運転をサポートします。
他にも8インチカラー液晶ディスプレイメーターの採用による視認性向上、センターコンソール&フロアコンソールの(株)に充電用のUSB-Cポートが2つずつ追加されるなど、快適性向上も実現した。
よりオールラウンダーらしくタフな見た目と走りを高め、ADAS機能も他車に引けを取らない充実度を手に入れたデリカD:5は、ますます唯一無二。アウトドア志向が強いファミリーユーザーからの指名買いが増えそうだ。























