三菱は、2017年8月10日〜20日にインドネシアで開催される、第25回インドネシア国際オートショーで、次世代クロスオーバーMPVを世界初披露する予定だが、7月24日にその写真と主要スペックが発表された。車名は同オートショーで発表されることになる。
この次世代クロスオーバーMPVは、同国の新工場(西ジャワ州ブカシ県)で生産し、今秋より販売を開始する。三菱らしいMPVとSUVを融合させたエクステリアデザインと、高品質で先進的なインテリアデザインが特徴で、低燃費でありながら多人数乗車や登坂路でもしっかり走る、優れた動力性能も実現されている。
インドネシアの顧客が小型MPVに求めるのは、「乗員7名が快適に過ごせる」、「多くの荷物が積める」、「高いコストパフォーマンス」といった基本性の高さ。そうしたニーズへの具体的な対応が、「クラストップの居住空間と多彩なユーティリティ」、「3列目乗員の居住性・乗降性の良さ」、「十分な容量の荷室」の実現であり、さらに「便利で気の利いた収納スペース」など、日本のモノづくり精神を注ぎ込むことで、細部をつくり込んでいる。
そんなスペックを盛り込むために採用されたのが、既存の小型MPVより一回り大きいワイドボディだ。それによりクラストップの室内空間と多人数乗車に最適な乗員レイアウト、十分な容量の荷室を実現。乗員間の間隔と各席でのヘッドクリアランスも十分に確保され、3列目乗員の良好な居住性と乗降性も実現した。
エクステリアのキーワードが、MPVとSUVの融合であることは既に述べた。これは流麗なルーフラインと、リヤクオーターピラーの上端を抜いた、伸びやかなウインドウグラフィックで作り出した、MPVらしいフォルムが基本となっている。
そのうえでボディザイドに入れられたのが、力強い彫刻的なキャラクターライン。そして筋肉質で大きく張り出した前後フェンダーを組み合わせることによって、SUVの持つダイナミックさを融合させたデザインとしている。
また、人とクルマを守る機能を表現する「ダイナミックシールド」コンセプトも進化させた。フロントマスクの高い位置にLEDポジションランプを配置して視認性を高めるとともに、ヘッドランプを低い位置(フロントバンパー)に配置。より機能性を高めている。
パワーユニットは、吸気連続可変バルブタイミング(MIVEC)機構付き1.5Lエンジンを搭載し、高性能と低燃費を追求。トランスミッションは5M/T及び4A/Tを設定している。
シャシー関係では、高剛性ボディと最適設計されたサスペンションにより、16インチタイヤ装着車としてはクラストップとなる205mmの最低地上高を有しながら、クラスを超えた乗り心地と高次元の操縦安定性を実現。車内での会話を妨げない優れた静粛性も手伝って、快適なドライブを楽しむことが出来るようになっている。
もちろんキーレスオペレーションキーや、キーレスオペレーションキーのリモコン操作による開錠時、ポジションランプが30秒間点灯し、ドライバーをお迎えする便利なウェルカムライトといった便利装備も、しっかり採用されている。
2017年インドネシア国際オートショーに関する三菱の様々な情報は、スペシャルサイトにて発信されている。