三菱 2017年5月度の生産・販売・輸出実績を発表

三菱は、2017年5月度の生産・販売・輸出実績を発表した。

5月単月の生産は36,047台。これは前年比148.1%で、2016年3月以来14カ月ぶりに前年比が増加となった。

また海外生産についても、50,346台は前年比119.5%。2カ月ぶりに前年比で増加となっている。

内訳としては、タイが26,340台で前年比90.3%と減少してはいるものの、中国が11,934台で前年比が3倍を上回る323.5%。アジア全体として見ても49,385台は前年比120.2%となった。海外生産は前年から復調の兆しを見せていたが、その傾向が持続する形となっている。

国内、海外共に生産台数が上向いたことを受け、総生産も86,393台で前年比は130.0%。それに伴い、2017年度累計で見ても161,074台で108.6%、2017年暦年の累計も479,556台で100.1%という増加基調へ転じた。

国内販売も好調を示す数字が見て取れる。登録車の販売台数は2,267台で、これは前年比で122.3%。とりわけよく売れたのが「デリカD:5」と「アウトランダーPHEV」だ。それぞれ747台と400台を販売し、前年比は147.9%と229.0%となる。また前年比で見るなら「RVR」が271.2%と台数を伸ばしている。

暦年の累計ではまだ前年を下回っているとはいえ、この調子が続けばいずれ前年を上回る結果も見えてきた感じだ。

軽自動車に関してはさらに良い数字が出ている。5月度の販売台数は前年同月の4倍近い3,566台。「eKワゴン・eKカスタム」がそのほぼ半数となる1,750台を売り上げている。

このモデルは発売からすでに4年が経過している。にもかかわらずこれだけの台数が売れるということは、このカテゴリーの市場そのものの活性度合いが高いことを感じさせる。

輸出出荷については、5月は19,775台で前年比92.4%。欧州向けが微増、北米向けが微減でほぼ台数を維持しているのに対して、アジア向けは大きく減少している。

ただしこれは海外生産台数が増えていることが原因で、ここ最近見られる傾向のひとつ。業績に影響するマイナスとはなっていないようだ。

三菱 2017年5月 2017年1〜5月 生産 販売 輸出 実績

COTY
ページのトップに戻る