【ミツビシ】NEV市場急拡大に伴い中国でのエンジン生産事業を終了

三菱自動車は2025年7月22日、中国における瀋陽航天三菱汽車発動機製造有限公司(SAME)でのエンジン事業を終了することを決定し、合弁関係を解消したと発表した。

SAMEは、1997年8月に設立され、1998年からエンジンの生産を開始し、拡大を続ける中国の自動車市場で、三菱ブランドの車体メーカー向けのみならず、多くの中国資本メーカーにもエンジンを供給し、高いシェアを確保していた。

瀋陽航天三菱汽車発動機では、三菱の4気筒MIVECエンジンである4A90型(1.3L)、4A91型(1.5L)、4A92型(1.6L)、4G63型(2.0L)、4G69型(2.4L)などを生産している。

しかし、中国自動車産業の急速な市場変化、驚異的なスピードでの新エネルギー車(NEV:EVとPHEV)の市場拡大という現状を踏まえ、三菱は中国戦略の見直しを行ない、中国現地企業との合弁関係を解消することになった。

この結果、三菱は中国における自動車事業は完全に終了したことになる。

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