三菱自動車、三菱商事、三菱ふそうトラック・バスの3社は2024年3月13日、電気自動車関連サービスに関し、ワンストップで提供するオンラインプラットフォームを運営する新会社「イブニオン（EVNION Inc.）」を設立すると発表した。なお、設立次期は関連する当局の承認を経て6月頃が目標とされている。
イブニオン設立の目的は、EV導入検討の動きが活発になる中で、より多くの顧客へEVに関するサービスや情報を提供することを目的としている。
イブニオンは、乗用車と商用車、あるいはメーカーを問わず、EV関連サービスを顧客へ包括的に提供するオンラインプラットフォーム「イブニオンプレイス（EVNION PLACE）」を国内で運営する計画で、サービス開始時期は8月が予定されている。
このプラットフォームは、EV充電設備やEV向け電力プラン、エネルギーマネジメントなど、EVの導入および運用をサポートする充電設備や、脱炭素コンサルティングサービスなどを「マ―ケットプレイス」で提供できるようにしている。また、EV関連ニュースやEVの導入、運用にあたって必要な情報もこのプラットフォーム上に掲載される。
従来のエンジン車からEVへの移行にあたって、様々な変化への対応や疑問の解決が顧客から必要とされる中で、このプラットフォーム上に必要な情報・サービスを集約することで、よりスムーズなEVシフトを支援するとしている。サービス開始後はコンテンツを順次拡大し、日本の2050年カーボンニュートラル実現やDX（デジタル・トランスフォーメーション）への貢献を目指すとしている。
なお新会社イブニオンへの3社の出資比率は、三菱商事：35%、三菱ふそうトラック・バス：35%、三菱自動車：30%となっている。
