【三菱】「RVR」をフェイスリフト。エントリーグレードにも新型エンジン搭載で減税対象に

RVR一部改良の画像
RVR G 2WD

三菱自動車は2012年10月18日、コンパクトSUVの「RVR(アールブイアール)」を一部改良して発売した。今回は前後バンパーのデザインやフロントグリルの造形などをモディファイ。インテリアやナビを含むカーAV関連装備などにも変更を加えたほか、エントリーグレードの「E」にもAS&G(アイドリングストップ)を採用し、新型MIVEC エンジンを搭載したことで、エコカー減税対象車となったこともニュースだ。

まずエクステリア関連では、グリル一体型フロントバンパーとリヤバンパーのデザインを変更。フロントグリルは凹凸を効かせた特徴的なパターン形状によりSUV らしい力強さを強調し、これを囲う立体的なグリルフレームも採用している。なお上級グレードの「G」にはグリルフレームやフォグランプベゼル、ベルトラインモールにメッキ加飾を施して上質感を訴求している。

また前後バンパーのコーナー部は、従来のアンダーガード風の造形から滑らかで躍動感のある面処理に変更。前後バンパー下部及びサイドシルガーニッシュをボディ同色からブラックに変更し、スタイリングを引き締める効果を狙っている。さらにボディカラーは今回設定のクォーツブラウンメタリック、有料色のホワイトパールのほか、ブラックマイカ/クールシルバーメタリック/チタニウムグレイメタリック/レッドメタリックの全6 色の展開とした。

次に室内では、動きのある柄にアクセントカラーを加えたメインシート生地を全車に新採用し、Gグレードではサイド部にステッチを追加。フロントドアトリムのピンモールとメーターリングをクロムメッキ(Gは従来から採用済み)としている。

また機能装備ではメーカーオプション設定のMMCSを、高解像度・高精細WVGAモニターを搭載した多機能メモリーナビなどで構成する新型に変更。同じくオプションのロックフォードフォズゲート・サウンドシステムに、臨場感あふれる新機能を採用した。さらに駐車などでの後退時にリヤビューカメラから後方の映像を確認できるディスプレイオーディオを新たにメーカーオプションで設定した。

今回の改良はパワートレインにも手が入れられた。まずアクセル操作に対してエンジン回転数と車速がリニアに追従し、CVT 特有の滑り感を減少させる新たな変速制御を採用して、気持ちのよい加速を実現している。そしてEグレードのエンジンを従来の4B10型から、M/Gグレードと同じアイドリングストップ機構のAS&G を採用した4J10型に換装。これによりJC08 モード燃費が13.8km/L から15.8km/L に向上して平成27年度燃費基準を達成し、購入時の取得税と重量税が50%減税されるエコカー減税対象車となった。

足まわりではリヤサスペンションのトレーリングアームの形状も見直され、サスペンションアームのレイアウトを最適化。ショックアブソーバーやスタビライザーのチューニングと合わせて、操縦安定性と乗り心地を向上させている。さらにEグレードにもアクティブスタビリティコントロール(ASC)、ヒルスタートアシストを今回から標準装備とした(M/Gは従来から標準装備)。

消費税を含むメーカー希望小売価格は以下の通り。ちなみにEグレードは6.3万円のアップで、他は変更なしとなっている。

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三菱自動車公式サイト

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