【三菱】「パジェロ」を一部改良。安全性能を進化させ、全車にASTCを標準装備

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パジェロ SUPER EXCEED

三菱自動車は2012年10月10日、オールラウンドSUVの「パジェロ」を一部改良して発売した。今回はグレード展開を見直すとともに、全車にASTC(アクティブ・スタビリティ&トラクション・コントロール)+ブレーキアシストを標準装備。ボンネットフードに衝撃吸収構造を採用して国土交通省の歩行者頭部保護基準に適合させるなど、安全性を向上。さらにナビゲーションやAVシステムもアップグレードしている。

安全性能を向上させるため、横滑りなどの不安定な動きを抑制するASC(アクティブ・スタビリティ・コントロール)と、駆動輪のスリップを抑制して安定した発進を可能にするATC(アクティブ・トラクション・コントロール)を組み合わせたASTC(アクティブ・スタビリティ&トラクション・コントロール)+ブレーキアシストを3.0L ガソリンエンジン搭載車にも装備(クリーンディーゼル搭載車は従来から採用済み)。これにより、パジェロ全車で標準装備とした。

同じく、3.0L ガソリンエンジン搭載車にも、歩行者への衝撃を低減する衝撃吸収構造のボンネットフードを採用(クリーンディーゼル搭載車は従来から採用)することにより、パジェロ全車を国土交通省の定める歩行者頭部保護基準に適合させた。

機能装備面では、ナビゲーションやオーディオ機能などを併せ持つ「MMCS」を高解像度・高精細WVGAモニターを搭載した、多機能メモリーナビゲーションなどで構成する新型に変更。ロングボディのSUPER EXCEEDに標準装備、ロングボディのEXCEEDとショートボディのVR-IIにメーカーオプション設定とした。

また、ロングボディのSUPER EXCEEDに標準装備、ロングボディのEXCEEDにMMCSとセットでメーカーオプション設定の「ロックフォード・アコースティックデザイン プレミアムサウンドシステム」に、2チャンネルで録音された音楽ソースを臨場感あふれるサウンドで再生する、DTS Neural Surround™などの新機能を採用した。 (EXCEEDに標準装備のロックフォードアコースティックデザイン プレミアムサウンドシステムは従来からの変更なし)。

そして、グレード展開では、ロングボディ「SUPER EXCEED」の3.8L ガソリンエンジン搭載車、ロングボディ「GR」とショートボディ「VR-I」の5速マニュアルトランスミッション搭載車(エンジンはいずれも3.0L ガソリン)を廃止。この結果、 3.2L クリーンディーゼルエンジン搭載車と3.0L ガソリンエンジン搭載車(いずれもミッションはINVECS-II スポーツモード5AT)に集約。グレード数は8から5へと絞り込まれた。

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三菱自動車公式サイト

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