【三菱】北京モーターショーにアジア初公開の新型アウトランダーを出展 

北京モーターショーに出展される中国市場向けの新型アウトランダー

2012年4月11日、三菱自動車は北京モーターショーにアジア地域で初公開となる、新型アウトランダーを出展すると発表した。新型アウトランダーは3月6日から開催されたジュネーブモーターショーでワールドプレミアを果たしている。この時点では、搭載されるエンジンは、新開発の可変動弁機構を採用した4J11型の新型MIVECエンジン(2.0L 直列4気筒 SOHC 16バルブ)と、欧州の排出ガス規制にも対応する14.9という低圧縮比を実現した4N14型クリーンディーゼルエンジン(2.2L直列4気筒 ターボチャージャー付き)が搭載されると発表。またこの新型アウトランダーは、今夏からまず最初にロシアで販売を開始し、欧州、日本、中国、オセアニア、北米と順次世界展開を進めることにし、中国市場には2012 年度中の投入を予定していることを明らかにしていた。

今回の北京モーターショーでアジア初披露となる新型アウトランダーは、クラストップレベルの低燃費、低CO2を実現する環境性能はもちろん、先進安全技術の採用による高い安全性能、上質で使い勝手の良いインテリアを訴求している。また、ジュネーブショーでは、ヨーロッパ、ロシア向けを意識しでクリーンディーゼルをメイン・エンジンにしていたが、中国市場向けの新型アウトランダーは、新開発の可変リフト式の動弁機構を採用した4J11/4J12 型、新型MIVECガソリンエンジン(2.0L/2.4L・4気筒 SOHC・16バルブ)を搭載することにしている。また、ボディ構造の最適化や高張力鋼板の採用などによる車体軽量化、空力性能の改善などによりクラストップレベルの環境性能を実現。さらに、エコ運転を支援するシステムを採用することで実用燃費の向上をサポートする。

先進安全技術としては、前方車両を検知し自動ブレーキにより衝突の回避、または被害の軽減をサポートする「衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)」や、高速走行から低速走行時まで前車との車間を維持しながらの走行が可能な「レーダークルーズコントロールシステム(ACC)」なども採用している。

インテリアは、インストルメントパネル表面にソフトパッド材を採用。光沢のあるブラックパネルとメッキ、シルバーの加飾により上質感を高めている。シートレイアウトは中国市場向けでは初の3列配置としている。

三菱自動車は北京モーターショーで2010年秋から導入している「ASX」(日本名RVR)のマイナーチェンジ版も出展する。ASXは2012年度中に中国での生産を開始するタイミングに合わせてのエクステリア変更などのマイナーチェンジを行うが、その新しいエクステリアをいち早く披露する。

三菱自動車公式サイト

COTY
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