2016年4月26日、三菱ふそうトラック・バスは、省燃費性能を高め、インテリアデザインなどを改良した、新型小型トラック「キャンター」2016年モデルを同日から発売した。
新登場の2016年モデルは、2010年にデビューしたキャンター初のモデルチェンジとなる。国内トップレベルの燃費性能の実現と、ドライバーの快適性向上という、ニーズに応え開発している。
燃費性能を向上させるためにエンジンのリファインを行ない、国内トップレベルの省燃費を追求。また、プロドライバーは待機時間を含めた長時間を運転席で過ごすため、室内をブラックとシルバーを基調とした色調とし、落ち着きのある快適な居住スペースとしている。
エンジンは省燃費性能に定評のある4P10型・3.0L・直4ディーゼルのポテンシャルをさらに改良。またエンジンだけではなく車両トータルとしてのチューニングを施し、燃費効率を向上させ、国内トップレベルの省燃費を実現。ISS(アイドリングストップ)付きモデルのほとんどで、平成27年度重量車燃費基準+10%を達成。その他の車両も全車で平成27年度重量車燃費基準+5%を達成した。
室内はブラックとシルバーを基調とする、ラグジュアリーな内装へ一新。ハイグレードな室内はドライバーの疲労を軽減できるよう配慮されている。運転席シートにはサイドサポートを採用し、ホールド性を向上するとともに、座面クッションを拡大している。
またオーバーヘッドシェルフやフロアコンソール、センタートレイ&マガジンラックなど、従来はCUSTOM仕様に装備されていた収納を標準装備化。収納スペースを拡大し、室内の作業性が向上し、使い勝手の良いキャビンとしている。
トランスミッションはMT以外に、2015年9月からバージョンアップされたDCT「DUONIC2.0」を設定。デュアルクラッチの改良などを行ない、信頼性・快適性・操作性をさらに向上。シフトショックを大幅に低減し、スムーズな走りを追求している。