【三菱ふそうトラック・バス】Blue Tec® 採用の新型キャンター4WDを発売

三菱ふそうトラック・バスは小型トラックの「新型キャンター」シリーズに、積雪地域や山間地域での走行に最適な4WD車を設定。2011年6月14日から全国の系列販売会社などを通じて発売した。

同車は、すでに発売しているシリーズ同様に、クリーンな排出ガスと高い燃費性能に寄与するBlueTec®システム(再生制御式DPF+尿素SCR)と、軽量/高効率/低燃費を特長とする排気量3Lの4P10型ディーゼルエンジン、デュアルクラッチ式6速トランスミッションのDUONIC®(デュオニック)の新開発パワートレイン技術を採用することで、世界で最も厳しいとされるポスト新長期排出ガス規制(平成22年規制)に適合。NOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)を規制値より30%低減するなど、きわめてクリーンな排出ガスを実現した。

このBlueTec®システムは、まず再生制御式DPFでPMを捕集して燃焼除去し、次に尿素SCRでNOxを無害な窒素と水に分解するという二段構えで、圧倒的にクリーンな排出ガス性能を実現している。

また、インタークーラー付きターボ直列4気筒の4P10型にはECOモードを標準で装備。オプションではアイドリングストップ&スタート機能も用意される。これらの新技術搭載によりクラストップの低燃費を実現し、同社の小型トラック4WD車としては初となる平成27年度重量車燃費基準を全車で達成。その結果、自動車重量税と自動車取得税が75%減税されるエコカー減税の対象となっている。

その他に2WD/4WDの切り替え操作が不要な全低床フルタイム4WDを標準キャブ全車に採用し、安定した走りと優れた乗降性を可能とした。さらにワイドキャブ全車に積雪地走行に大きな駆動力を発揮する高床パートタイム4WDを採用するなど、ラインアップの展開も充実させている。

東京地区の販売価格(2.0t積み標準キャブ、全低床、平ボデー完成車)は463.8万円(税込み)。販売目標台数は年間で2000台。

三菱ふそう公式ウェブ

COTY
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