【三菱ふそうトラック・バス】 EVトラックを参考出品 IAA国際商用車ショー ドイツ ハノーバー

三菱ふそうトラック・バス株式会社は9月23日〜9月30日にドイツのハノーバーで開催される「第63回IAA国際商用車ショー2011」に世界初となるEVトラックのコンセプトモデル「Canter E-CELL」を発表する。

Canter E-CELL

↑出展されるEVトラックキャンター E-CELL

同社の欧州での主力車種である小型トラック「キャンター」のコンセプトモデルは、ダイムラーグループの「将来の輸送のあり方を形成する」思想に基づき、走行中のCO2排出がゼロで、地球環境に配慮したEV(電気自動車)となる。

ベース車両は、車両総重量3.5トンの欧州向けキャンターの3S13モデルを採用し、リチウムイオンバッテリー(40kwh)とモーター(出力70kw、最大トルク300Nm)を搭載し、6時間(380V)の充電で、約120km走行できるというもの。

三菱ふそうでは、他にもハイブリッドであるキャンター エコハイブリッドも展示する。こちらはすでにアイルランドの電力公社(ESB)に10台納車している。システムはパラレル式で発進時や巡航時にモーター駆動に切り替わることができるタイプだ。エンジンは3.0Lの直噴ディーゼルでインタークーラー付きVGターボが搭載されている。

さらに現在欧州の環境基準であるユーロ5よりPM(粒子状物質)を30%低減したキャンターも展示される。こちらはブルーテック技術が用いられたモデルで、アドブルーの噴射によって、スーパークリーンディーゼルとなっている。

文:編集部 高橋明

三菱ふそうトラック・バス株式会社 公式Web

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