そうしたことから、ハイビームを通常走行時でも使えるように近年各社工夫してきているが、RXに搭載するヘッドランプから性能が向上したタイプが搭載された。
ブレードスキャン方式というのがその新タイプのヘッドランプで「AHS=オートマチックヘッドランプシステム」となった。
従来はAHBでオートマチックハイビームだったが作動率は20%程度だったという。新タイプのAHSでの作動率は85%まで向上するという。
このAHSはシャッター式から2015年にLEDの点滅式になり、AHSでは点滅速度が50マイクロ秒、つまり0,00005秒の速度で点滅する。RXには3眼のLEDのさらに内側にLEDを設置し、これがハイビーム用のヘッドランプになっている。3眼はじつはロービーム用で使われているのだ。
これまでの進化の歴史を辿ると、2012年LS搭載のヘッドランプは3分割のシャッター式。15年のRXでLED点滅式になり22分割になった。17年のLSで上下に分割した48分割まで進化し、そして今回19年のRXでは400分割にし、片側12個のLEDを使用して対応する。
そして照射範囲をマスクする方法だが、判別はカメラと車速センサー、舵角センサーのデータをECUで演算し、照射範囲を決めている。車速は15km/hから対応が可能ということで、85%の作動率からも走行中は常にハイビームで走行できそうだ。
残念ながら試乗は昼間の時間帯なので、実際の走行テストはできていないが、夜間の歩行者の発見がいち早くできるようになったということだ。
ディスプレイオーディオ
インテリアではディスプレイオーディオの搭載のほか、細かな変更が行なわれている。ナビはタッッチ操作ができるように、ドライバー側へ前進しタッチ操作が可能になった。もちろんAndroid Auto Apple car playの利用が可能となった。この変更にともない、スマホの置く場所を追加し、USBも追加されている。
RX450hLにキャプテンシートをオプション設定し広々した室内、カップホルダー、アームレスト、スライド&リクライニング機構を設定し快適性を高めている。そしてサードシートに2種類のシートポジションを設け、荷室重視の状況に対応できるように変更していた。<レポート:高橋明/Akita Takahashi>
価格
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