レクサス 流麗なデザインと俊敏な走りを両立させたアバンギャルド・クーペ「RC」新登場

レクサス RC RC350“version L” (ラディアントレッドコントラストレイヤリング)
RC350“version L” (ラディアントレッドコントラストレイヤリング)

2014年10月23日、レクサスは新型スポーツクーペ「RC350」、「RC300h」を同日から発売すると発表した。今回新登場したRCは、レクサスのエモーショナルな走りのイメージをけん引するクーペ専用モデルで、アバンギャルド・クーペが開発テーマになっている。

ドイツ車を中心に競合車がひしめいているスポーツクーペのカテゴリーで戦うため、レクサスはRCをGSとISの中間に位置するクーペ専用モデルとして開発。クーペの本質的な魅力を徹底的に磨き上げたRCは、これまでのレクサスになかった新たな個性を主張し、ブランドのエモーショナルなイメージを向上させ、レクサスのイメージを変えることを目指している。

RCという車名は、「Radical」のRと「Coupe」のCを組み合わせたもの。実は2014年全日本スーパーGT選手権レースにはRCがすでに出場しており、さらにRC-FをベースとしたFIA GT3レース車両の市販も計画され、こうしたレーシングカーのイメージも色濃く反映させたスポーツモデルだ。

レクサス RC RC300h
RC300h
レクサス RC RC350
RC350 フロント
レクサス RC RC350 リヤ
RC350 リヤ

開発コンセプトは、見るものをひと目で魅了し誘惑するデザイン、走りへの情熱を駆り立てる走行性能だという。開発初期のデザインスケッチのかっこ良さをそのまま実車で表現するために、生産基準を変革し、デザインを優先した新しい生産技術を確立させているという。

エクステリアは、「アヴァンギャルド・クーペ」をテーマに、フロントからキャビン、リヤへと連続する一体感あるダイナミックなプロポーションと、クーペらしい流麗な佇まいを融合させている。インテリアでは、ドアトリムやコンソールに同じ形状のデザインエレメントを連続的に重ね合わせ、その上に金属や革調素材を組み合わせることで深みのあるエレガンスを表現。またドアトリムのオーナメントパネル裏側から上方に発光するアンビエントイルミネーションをレクサスで初採用している。

IS RCサイズ比較

ボディサイズは全長4695mm、全幅1840mm、全高1395mm、ホイールベースは2730mmで、ISよりホイールベースを70mm短縮し、ボディサイズはやや拡大。全高はISより35mm低く1395mmとしている。

レクサス RC ホワイトボディレクサス RC ホワイトボディ

レクサス RC アンダーフロア
アンダーフロア部に大幅な補強材を採用。特にリヤ周りに注目したい

ボディは、大断面のロッカーパネルを採用するなど骨格を強化。ISから採用されているレーザースクリューウェルディングやボディ接着剤に加え、高剛性のガラス接着剤なども採用し、高剛性で上質な乗り心地を両立させている。また、空力ではフラット化を徹底したアンダーボディや、エアロスタビライジングフィンの装着により、車両安定性の確保に空力特性を利用する「空力操安」というアプローチを採用している。

レクサス RC インテリア

シャシーは俊敏なハンドリングを目指したサスペンション、ステアリングと、微細な速度コントロールを可能にするブレーキ操作性によって、意のままのコーナリングを実現しているという。さらにNAVI・AI-AVSにより、フラットな乗り心地と安定性を実現するとともに、ナビゲーションから受信したコーナー情報をもとにあらかじめ減衰力の制御を行なうことで、旋回性能を高めている。スポーツグレードのF SPORTはギヤ比可変ステアリング(VGRS)、EPS、後輪の切れ角を制御するDRSを統合制御するLDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム)も備えている。

レクサス RC  VDIM
F Sportが採用する「VDIM」

3.5L・V6エンジンを搭載するRC350は、8速ATのSPDSを組み合わせている。Mポジション選択時には最短0.2秒で変速し、マニュアル車のように本格的なスポーツドライビングを楽しむことができる。また、V6エンジンのサウンドは、発進時にサウンドマフラーが重厚感ある音を演出し、加速に伴いサウンドジェネレーターが高回転まで軽快な音を発生させる。

ハイブリッドのRC300hは、低燃費と高出力を実現する直噴技術の次世代D-4Sを搭載したアトキンソンサイクル運転の2.5L・直列4気筒エンジンを搭載。JC08モード走行燃費23.2km/Lを実現している。

レクサス RC諸元表

レクサスRC 価格表

レクサス公式サイト

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