2014年2月13日、レクサス・ヨーロッパは3月4日から開幕するジュネーブモーターショーで、「RC F」、「RCクーペ F SPORT」、「RC F GT3コンセプト」という3台のヨーロッパ・プレミアを行なうと発表した。
「RC F」はメイン市場であるアメリカのデトロイトショーでワールドプレミアを行なったが、いよいよジュネーブでヨーロッパ初披露される。スポーツクーペ「RC」をベースにしたRC Fは、F SPORTブランドのイメージを象徴するフラッグシップで、高出力エンジンやトランスミッション、サスペンション、空力パーツなどの専用装備を採用。非日常的なドライビングプレジャーによりレクサスのエモーショナルな走りを象徴するモデルとされる。
エンジンは5.0L・V8型で450ps/520Nmの高出力を誇る。2UR-GSEをベースにチタンバルブ、鍛造コンロッドのほか、シリンダーヘッドなどの新設計部品とD-4S直噴を採用。また、排気系も改良し、出力を大幅に向上。トランスミッションは新仕様の8速AT、トルクベクタリング・デフも装備している。なおこのエンジンは巡航時はアトキンソンサイクル運転、出力が求められる時は通常のオットーサイクルに切り替わるようになっている。
RCクーペ F SPORTは、2014年内に発売予定のRCクーペをベースにしたスポーツ仕様だ。エンジンは3.5L・V6型、2.5L・D-4S仕様のハイブリッド・システムという2種類のパワートレーンを設定している。インテリアはレクサス初となるオーディオ、ナビゲーション・システムを操作するためのタッチ式リモートタッチ・インターフェースを装備している。
RC F GT3コンセプトは、RC FをベースとしたFIA規格のGT3マシンで、近い将来にレクサスが市販GT3マシンを販売することを示唆してる。
これら3台以外に、レクサスの市販モデルとしてRX450 F SPORT、CT200h F SPORT、CT200h、IS300h F SPORT、GS300hが出展される。