レクサス LXの一部改良と新ハイブリッドシステム搭載のLX700hを、そして「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」を10台限定発売

レクサスは2025年3月6日、スーパーラグジュアリー・クロスカントリーSUV「LX」を一部改良するとともに、さらにレクサス初となるクロスカントリー・モデル用の1モーター式新ハイブリッドシステムを搭載した「LX700h」を3月24日から発売すると発表した。

レクサスLXは、ランドクルーザーのアーキテクチャーを採用し、強固なフレーム構造を持つラグジュアリーなクロスカントリー4WDモデルで、今回発売される改良版のLX、新追加されるLV700hは、2024年10月にワールドプレミを行なっている。

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今回のLXは、新たに「OVERTRAIL+」を設定したことと、クロスカントリー4WD専用の1モーター式パラレルハイブリッドを新設定したことが注目点だ。

パラレルハイブリッドを採用したLX700hは、信頼性、耐久性、悪路走破性を支えるタフな駆動系、フルタイム4WD、Loレンジを持つトランスファーL、トルクコンバータ付ATという組み合わせを前提としたハイブリッドとしている。

3,5L V6ツインターボエンジンと10速ATの間に、クラッチを備えたモータージェネレーターを配置する、パラレルハイブリッドシステムとしている。エンジン+モーターの高出力、大トルクを確実に路面に伝え、シチュエーションに応じてエンジンのみ、モーターのみへの走行切替を行なうことができる。

また従来のレクサスのパラレルハイブリッド車には装備されない、オルタネーターとスターターを標準装備している、万が一ハイブリッドシステムが停止した場合にも、スターターでのエンジン始動が可能で、オルタネーターで発電した電力を12V補器バッテリーへ供給することでエンジンのみでの退避走行を可能とするバックアップを備えているのが特長だ。

退避走行中も電力を確保し、トランスファーLoレンジの使用や、アクティブハイトコントロール[AHC]による車高調整、A-TRACの作動が可能となっている。

さらにリヤフロアに搭載したハイブリッド用駆動バッテリー本体を、防水トレイでパッキングする防水構造を採用し、深水路等での水の侵入を防ぐことで、エンジン車同等の渡河性能700mmを確保。万が一防水トレイ内に水が浸入した際にはトレイ内に配置した被水センサーが検知、メーター表示によるドライバーへの注意喚起を行なうなど、クロスカントリー性能に対応している。

なお、LX700hはハイブリッド・システムの搭載により重量が増大しているため、TNGA-Fプラットフォームの各部は追加補強が行なわれている。

LXシリーズ全体では、フレームにボディをマウントするためのキャブマウントクッションを刷新、フレームとボディがそれぞれ捩れる場合の結合剛性を向上させることで、フレーム車特有のブルブルとした低周波の振動をより低減させ、フレーム車の利点である高い堅牢性やロードノイズの遮音性はそのままに、すっきりとした乗り心地を実現。

装備では、インテリアに12.3インチ大型フル液晶メーターの採用。さらにLX700hは電子シフトを採用している。

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LX 特別仕様車「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」

2025年型LXの発売と松山英樹選手のアメリカ・ゴルフツアー通算10勝を記念し、特別仕様車「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」を「LX700h」に設定し、10台限定で5月に発売する。

商談申し込みはレクサス店で3月6日(木)~3月20日(木)まで受付け、その後抽選が行なわれる。

特別仕様車“HIDEKI MATSUYAMA EDITION”は、LX700hをベースとした松山選手が企画に参加したモデルだ。松山選手の米国での移動をサポートするLXと同色、かつ松山選手が一番好きだと語るマンガンラスターを採用。

インテリアは、勝利を象徴し、新たな始まりを想起させるホワイトを基調に、黄色のステッチを施し、10勝を決めた大会最終日のウェアと同色のカラーコーディネートとしている。

鍛造アルミホイールは、特別仕様のブラック塗装を採用。また、松山選手のサインを刻印したプレートを専用装備として設定するとともに、松山英樹コレクション(25年春夏シーズン)に新たに加わった「米ツアー10勝記念 松山選手レプリカキャリーバッグ」が付属している。

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