レクサスは2025年9月9日「IS」の大幅改良モデルを世界初公開した。この新型「IS」は2026年初頭以降、順次各地域での発売が予定されている。なお、現時点での画像はすべてプロトタイプとされている。

今回は2020年6月に次ぐ2度目の大幅改良となる。新型モデルは、IS300hとIS350の2種類を設定した。熟成を開発のキーワードとし、これまでISが追求してきた「ドライバーがクルマと対話できる気持ちのいい走り」と「アグレッシブでスポーティなデザイン」にさらに磨き上げているという。


その走りの性能は、気持ちのいい操舵感と車両安定性のさらなる深化を目指している。電動パワーステアリングは並行ボールナット(ラック・パラレル)式とし、バリアブルギヤを採用することで交差点や連続コーナーでの操舵角を抑え、より快適な操舵フィールを徹底的に追求。また、リニアソレノイド式AVS(電子制御サスペンション)の採用により、車両挙動安定と路面からのショック低減を高次元で両立し、さらなる気持ちの良いドライビングを実現している。


エクステリアは、低重心でワイドなスタンスをさらに強調した新たなフロントフェイスにより、力強く精悍なスタイリングとしている。“F SPORT”には、空力性能を強化した新形状のリヤスポイラーを採用。シャシーには軽快な走りを予感させる新意匠の19インチ軽量アルミホイールを設定した。
ボディカラーは、硬質なライトグレーにメタリックを加えることで、走りの世界観を表現したニュートリノグレーを新たに加えた計8色を設定。
インテリアは、コンパクトFRスポーツセダンのコックピットとして最も重要である機能性を重視し、運転に集中できるデザインとしている。センターディスプレイは、12.3インチに大型化するとともに、ドライバーの視界に配慮した高い視認性・操作性を確保。

同時に、運転席正面のTFT液晶メーターも12.3インチに大型化し、シンプルでわかりやすいグラフィック表示としている。デザインは、コンソール上面とスタートスイッチベゼルに新規開発のオーナメントパネル「Forged bamboo(フォージドバンブー)」を採用することで、竹繊維の特徴的な陰影により、ISの力強い躍動感とスポーティなインテリアを演出。
また、インテリアカラーには、太陽を覆う紅炎をイメージした新規開発の「PROMINENCE(プロミネンス)」を設定し、アグレッシブでスポーティな室内を目指している。
他にも、予防安全技術「Lexus Safety System+」の機能拡充や、高度運転支援技術 アドバンスト ドライブ[Lexus Teammate Advanced Drive]の搭載により、長距離移動などにおける運転をサポートしている。
