レクサスは2022年1月14日、東京オートサロン2022に「NX PHEVオフロード コンセプト」と「ROVコンセプト」を初出展した。
NX PHEVオフロード コンセプトは、2021年11月に発売開始したレクサス初のPHEVモデルである「NX450h+」をベースに、EV走行とハイブリッド走行による優れた環境性能や上質な走りと、電動モーター駆動ならではの滑りやすい路面での安心の走破性を提供するクルマとされている。
出展された車両は悪路走破性向けの大径のオールテレーンタイヤとホイールの装着や、ブロンズとブラックのマット塗装によるエクステリアのカラーコーディネートなど、カスタマイズを行ないアドベンチャーライフスタイルを提案するモデルとしている。
もう1台のROV(リクリエーショナル オフハイウェイ ヴィークル)コンセプトは、コンパクトなボディとオフロード車両ならではの悪路走破性を備え、乗用車では味わえない軽快な走る楽しさや、雄大な自然との触れ合いを提供することを目指したコンセプトカーだ。
また、このコンセプトカーはレクサスとして初の水素エンジンを搭載し、環境への配慮とエンジン車ならではのリアルなエンジンの鼓動を感じ取れるクルマとしている。
このROVコンセプトはパイプフレーム構造で、全長3120mm、全幅1725mm、全高1800mmで2人乗りとし、パワーユニットは1.0Lの3気筒エンジンを搭載。駆動方式は手動選択式2WD/4WDだ。
1.0Lの水素エンジンは、圧縮された水素を高圧タンクに貯蔵し、水素をダイレクトインジェクターで噴射する、水素の高速燃焼による応答性の高いトルクを実現。また、走行中のエンジンオイル消費をごく僅かに抑え、CO2排出をほぼ発生しないようにしているという。