いすゞ自動車は2011年5月20日、ポスト新長期排出ガス規制に適合させた小型トラック「エルフ」と中型トラック「フォワード」を発売したと発表した。
新型のエルフとフォワードは、いすゞ開発コンセプトであるSee Technologyに基づき、燃費・積載性能、環境性能を高い次元で両立させた。
エルフは、新開発の3Lエンジン「4JJ1」を搭載し、ターボチャージャーや超高圧燃料噴射システムを採用することで、燃焼効率を高め、エンジン本体の排気ガス浄化性能を大幅に向上させた。
その結果、排気ガス中の粒子状物質(PM)を浄化する従来型の後処理装置DPDとの組み合わせによりポスト新長期規制をクリアしている。
一方フォワードは、都市内配送と都市間輸送では顧客ニーズ、車両使用状況が大きく異なるため、エンジンを2機種設定した。
都市内配送には、積載性・利便性に優れた「4HK1」エンジン搭載車を設定し、4JJ1同様に、従来型の後処理装置DPDとの組み合わせでポスト新長期規制をクリアしている。
また、都市間輸送には余裕の動力性能をもたせたうえで、環境性能と経済性を両立した「6HK1」エンジン搭載車を展開する。6HK1は、DPD+尿素SCRシステムを取り付けることでポスト新長期規制をクリアしている。