すべてを忘れて運転したい衝動に駆られる。そんなときにコイツは自分と一体になって走ってくれる。そんな貴重な相棒がジャガーXFだ。

都会を流すという極上の時間にぴったりなエクステリアデザイン。ジャガーの伝統が息づく、エンジンの鼓動。そしてなんともいえない、しなやかでスポーティーな足まわり。男ひとり、夜のドライブという特別な時間にもってこいの官能的な味わいだ。もちろん室内の雰囲気もちょっとキザかもしれないが、特別な相棒ならこれぐらいは演出してもらわなきゃ困る。
次から次へと車窓の風景は移り変わり、後ろへと流れていく。ひたすら、気の向くまま走るだけ。とにかく、あてどなく走るのがいいけど、目的地を決めないと朝まで走り続けそうだ。
とりあえずは男らしい風景でも見に行くか……。街を抜け、高速を走り続ける。いつもの夜景もなんだか初めてのように見えてくるから、不思議だ。
さまよえるが如く、たどり着いたのは男らしくもあり、無骨な工場街。ライトに照らされるXFのシルエットはまるで生き物のように見える。まさに男にしかわからない目的地。
いや、今や女性にもわかる時代かもしれないけど、とりあえずドアを開ければジャガーXF同様、ここにも非日常的な空間が待っている。
このドキドキ感、ジャガーだからこそ。じつにいい相棒だ。
| 諸元表 |
|---|
| JAGUAR XF |
| ■DIMENSION |
| 全長4975mm×全幅1875mm×全高1480mm |
| ホイールベース2910mm |
| 車両重量1750kg |
| ■POWERTRAIN |
| 2967cc V型6気筒DOHC(6AT) |
| 179kW(243ps)/6800rpm |
| 300N・m/4100rpm |
| ■PRICE |
| ¥5,950,000? |
























