フォルクスワーゲン「ポロ」マイチェンで先進インテリアに進化

フォルクスワーゲン ジャパンは2022年6月23日、4月から予約受注を開始していたBセグメント・ハッチバックのマイナーチェンジモデル「ポロ」の正式な発売を開始した。

現行ポロは2017年にデビューし、今回がはじめてのマイナーチェンジとなる。ヨーロッパではこのマイナーチェンジは2021年モデルで実施されており、デザイン面でのフェイスリフトと同時に、インフォテイメント用の電子プラットフォームも「MIB 3」に進化している。

もちろんヨーロッパ市場では、1.0L・3気筒(NAエンジン/TSIエンジン)、1.0L・3気筒の天然ガス・エンジン仕様、1.5L・4気筒TDIエンジンなどがラインアップされているが、日本に導入されるのは1.0LのTSIエンジンのみに絞られている。

このDLA型エンジンは従来までのDKL型エンジンに対して大幅にアップデートされ、排気量に変更はないがミラーサイクル運転の採用や可変ジオメトリーターボを採用し、高効率化とレスポンスの向上を図っており、さらに、ガソリンPM削減するPMフィルターも装備している。

出力、トルクは95ps/175Nmで変更はないが、WLTCモード燃費はミラーサイクルの採用により16.8km/Lから17.1km/Lに改善されている。

グレード展開は4グレードでグレード名が変更になっている。LEDヘッドライトなどを標準装備するエントリーグレードの「Active Basic」、デジタルメータークラスター「Digital Cockpit Pro」などを標準装備する「Active」、同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」やLEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」を標準装備する「Style」、そしてよりスポーティなデザインの「R-Line」というラインアップだ。

今回から電子プラットフォームがアップグレードしているため、インフォテイメントなどは上級モデルに採用されている先進装備や快適装備を数多く採用。特に運転支援システム、安全システムは上級モデルと同一になっている。

また9.2インチの大型モニターを搭載した純正インフォテイメントシステム「Discover Pro」を採用し、通信モジュールを搭載するのはもちろん、デジタルメーターやタッチコントロール式エアコンディショナーパネルなどゴルフ系と共通のシステムを採用し、物理スイッチをなくすなど、一気に先進的なインテリアになっている。

このインフォテイメントのアップグレードにより、ヨーロッパでBセグメントのトップを走るプジョー208に勝るとも劣らない先進インテリアとなっている。

価格は、エントリーグレードのActive Basicが257万2000円、最上級のR-Lineでも329万9000円で、オプション体系もシンプルになっており、商品力、価格競争力で国産車と同等以上になっていることは注目すべきだろう。

価格

TSI Active Basic  1.0L TSI(70kW)  7速DSG:257万2000円
TSI Active  1.0L TSI(70kW)   7速DSG :282万1900円
TSI Style  1.0L TSI(70kW)  7速DSG :324万5000円
TSI R-Line  1.0L TSI(70kW)  7速DSG :329万9000円

グレード別オプション価格

Discover Proパッケージ(TSI Active / TSI Style / TSI R-Line):15万4000円
テクノロジーパッケージ(TSI Active):17万6000円
Side Assist Plusレスオプション(TSI Style / TSI R-Line):−2万8600円
有償オプションカラー(キングズレッドメタリック):3万3000円

フォルクスワーゲン ポロ 関連記事
フォルクスワーゲン 関連記事
フォルクスワーゲン 公式サイト

ページのトップに戻る