2014年10月7日、フォルクスワーゲングループ・ジャパンは、8月25日に発表した新型ポロの追加モデルとして、最上級グレードの新型「ポロ ブルーGT」を発表し、同日から発売を開始した。
高い環境性能とスポーティな走行性能を高次元で両立させた新型ポロ ブルーGTのボディカラーは、コミュニケーションカラーのブルーシルクメタリックとピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクト、リフレックスシルバーメタリックの4色で、インテリアはブルーを基調とした上質なアルカンターラとファブリックの専用スポーツシートを、全車に標準装備している。
パワートレーンは、従来モデルにも搭載しているアイドリングストップシステムと減速エネルギー回生システムを組合せた「ブルーモーションテクノロジー」と、低負荷運転時に4気筒のうち2気筒を休止するACT(アクティブシリンダーマネジメント)を搭載する1.4 Lの4気筒TSIエンジンを搭載する。最高出力は10ps向上し150psとなっている。
このエンジンは、低負荷条件下で走行しているドライバーがアクセルペダルから足を離すと、自動的に2番、3番シリンダーの作動を休止して、燃費を向上させる。また、アクセルを踏み込めば、ピックアップの良い小径ターボによって、瞬時にダイナミックなパワーを発揮する。
トランスミッションは7速のDSGが組み合わされ、ポロ ブルーGTの燃費(JC08 モード)は、21.5km/L(従来モデル:21.3km/L)に向上し、エコカー減税(取得税/重量税)が適用される。
ポロ ブルーGTのエクステリアは、空力特性に優れた専用のフロント、リヤバンパーと、標準仕様に比べて15mmローダウンされた専用スポーツサスペンションを備え、ホイールは17インチ・ダブルスポーク・アルミホイールを装着。
ミリ波レーダー式のプリクラッシュブレーキシステム「フロントアシストプラス」は、全速度域で先行車両との衝突の危険を警報音や警告灯でドライバーに知らる。衝突時のショックを軽減、あるいは回避し、30km/h未満では先行車両への追突を回避、またはそれによる被害を軽減する「シティエマージェンシーブレーキ」も含む。
万が一の追突した場合や追突されてしまった場合の2次被害を軽減する「マルチコリジョンブレーキシステム」や、長時間運転した場合など、ドライバーに休息を取るよう警告音と警告灯で注意を促す「ドライバー疲労検知システム」、ギヤをバックに入れると、センターコンソールの中央部分にあるモニターに、車両後方の視界を写し出す「リヤビューカメラ」も標準装備される。
オプションとして、全車速域で先行車両との車間をレーダーで監視し、必要に応じて自動的に加減速しながら車間を調節して走行する「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」もパドルシフトとのセットオプションとなっている。
■価格 283万5000円(税込)