【新型車】フォルクスワーゲン ポロ Bセグメント唯一のレーダークルーズコントロール装備と新エンジン搭載

VW 新型ポロ

2014年8月25日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、ビッグマイナーチェンジによりクラス最高水準の安全・快適装備を搭載したコンパクトハッチバック、新型「ポロ」を発表し、同日から発売を開始した。今回発売されたのは「ポロ TSIコンフォートライン」と「ポロ TSIコンフォートライン アップグレードパッケージ」の2モデル。

Bセグメントのコンパクト・ハッチバックとしてベストセラーの地位を守るポロの従来型モデルは2009年に登場しているが、今回のビッグマイナーチェンジ(型式は6Rを継承)ではコンパクトなサイズやデザインなど、これまでのポロの好評点は継承しつつ、MQBコンセプトに合わせた新設計の1.2L・TSIエンジンを新搭載。約5%の燃費を向上したほかミリ波レーダーを全車に搭載し、プリクラッシュブレーキシステム「フロントアシストプラス」、マルチコリジョンブレーキシステム、ドライバー疲労検知システムなどを標準装備するなどクラスをリードする安全性を実現している。

VW 新型ポロVW 新型ポロ

さらに、「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」や「リヤビューカメラ」といったハイクラスの安全・快適装備の採用や、新開発のインフォテイメントシステムなどにより、Bセグメントのコンパクトカーとして装備を最大限に充実させている。

VW 新型ポロ

新型ポロのエクステリアは、従来モデルのデザインを踏襲しておりフロントグリルや前後のバンパー、ヘッドライトやテールランプのデザインが変更され、水平基調のラインを強調したフォルクスワーゲンの最新のデザイントレンドを取り入れている。 外装色はサンセットレッドメタリック、トフィーブラウンメタリック、コーンフラワーブルー、オリックスホワイトマザーオブパールエフェクトの新色を加え、計8色のラインアップ。

VW 新型ポロVW 新型ポロ

新型ポロのボディサイズは従来モデルから変更なく、全長3995㎜、全幅1685㎜、全高1460㎜の5ナンバーサイズで、優れた取り回し性を備えている。室内には大型のペットボトルを収納できるドアポケットやカップホルダーなど収納も充実。ラゲージルームは6:4の可倒式で、リヤシートバックを倒せば、最大952Lのスペースを確保できる。

VW 新型ポロ ラゲッジ
ラゲッジ容量は最大952L

インテリアは、ゴルフと同タイプのステアリングホイールやメータークラスターを採用し、ドアトリムにもクロームが施されるなど、質感の高い室内空間を実現。 新しいインフォテイメントの採用によりセンターコンソールのデザインも変更され、新しいシートデザインも採用している。

また装備ではモジュール設計により新開発されたインフォテイメントシステム「Composition Media」が、新型ポロにも採用された。 ラジオ、CD、MP3やハンズフリーフォンなど各種メディアに対応する機能が、6.5インチの大型ディスプレイ上で、タッチスクリーン操作できる。 ミラーリンクにも対応しており、スマートフォンのミラーリンク対応アプリが、ディスプレイ上で操作可能となっている。 純正ナビゲーションシステム「714SDCW」は、最新の音声認識技術クラリオンの「Intelligent VOICE」に対応するほか、リアルタイムな交通情報を受信して効率的なルート検索を可能にする「DSRC(ITSスポット対応システム)」を採用。 最新のスマートフォンアプリケーションにも対応する。

VW 新型ポロ

新型POLOは、ゴルフと同様のミリ波レーダーを装備し、衝突の危険を警告したり、衝突の軽減や回避を行なうプリクラッシュブレーキシステム「フロントアシストプラス」、2次衝突を防ぐ「マルチコリジョンブレーキシステム」、ドライバー疲労検知システムなどがこのクラスでは初めて全車標準装備された。

さらに、前方の車両との車間をレーダーで監視し、自動的に加減速を行なって車間を調節する「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」も設定され、ドライバーの長距離走行の負担を軽減。またギアをバックに入れると、モニターに車両後方視界が写し出される「リヤビューカメラ」もポロとして初めて搭載している。

エンジンはダウンサイジングコンセプトとMQB戦略用に適合させた新開発の1.2L・4気筒・TSI(EA211 )を搭載する。MQBではエンジン搭載角度などが共通化され、前方吸気/後方排気となっている。またシリンダーヘッドはベルト駆動のDOHC/16バルブ、シリンダーヘッド一体型エキゾーストマニホールドとなっている。もちろんこの新設計エンジンはより軽量コンパクトで燃費も向上している。

直噴システムは200barの高圧直噴となり、5ホール・インジェクターにより1行程で最大3回の噴射を行なう。また最大可変角50度の連続可変バルブタイミング機構を吸気側に採用している。

日本仕様のこのエンジンの最高出力は66kW(90ps)、最大トルク160Nmはわずか1400rpmから発生。乾式デュアルクラッチ式の7速DSGとの組み合わせられている。エンジン出力は従来型と比べ、15ps/15Nmダウンしているが、より低中速重視型になっている。最高速は188km/h、0-100km加速は10.8秒。

VW 新型ポロ
新設計の1.2L・4気筒TFSIエンジン(EA211)

またブルーモーション・テクノロジーを装備し、アイドリングストップシステム、ブレーキエネルギー回生システムにより、燃費は22.2km/L(JC08モード)と、先代より約5パーセント向上し、自動車取得税80%、自動車重量税75%軽減レベルとなっている。

VW 新型ポロ 

なお新型ポロシリーズは、今後もさまざまなバリエーションの導入が予定されており、今回導入する「TSIコンフォートライン」と「TSIコンフォートライン アップグレードパッケージ」に加え、「ポロ ブルーGT」と「クロスポロ」を2014年秋以降に順次導入するという。

VW 新型ポロ エンジン諸元表

新型POLO 主要装備・諸元表

■価格
ポロTSIコンフォートライン 223万9000円(税込)
ポロTSIコンフォートライン アップグレードパッケージ 249万5000円(税込)

 

フォルクスワーゲン・ジャパン公式サイト

COTY
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