フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2023年6月29日、EVの「ID.4」のドアハンドルに不具合があるとしてリコールを届け出た。
このリコールは本国からの情報により実施されている。不具合の内容は、ID.4のドアハンドルの製造管理が不適切であったため、メンブレンフィルター(精密濾過膜)が正しく取り付けられていないものがあるというもの。
そのため、メンブレンフィルターの機能が不十分で湿気が電子回路に浸透し、15km/h未満の車速域で車両に強い横方向の力がかかった場合、意図せずドアが開くおそれがある。
対策は該当車両の、全てのアウタードアハンドルのメンブレンフィルターの装着状態を点検し、正しく取り付けられていない場合は、該当するアウタードアハンドルを交換する。また、ドアコントロールユニットのプログラムを対策プログラムに書き換えることになる。
該当車両は2022年8月〜2023年2月の間に輸入されたID.4で、合計506台となっている。