フォルクスワーゲン ジャパンは2022年12月22日、同年11月に導入、受注を開始したフル電動SUV「ID.4」のLaunch Editionに続いて、標準グレードの先行受注受付を開始した。発売は2023年第2四半期以降が予定されている。
グレード展開はエントリーグレードの「ID.4 Lite」と、上級グレードの「ID.4 Pro」となっている。
いち早く導入された「Launch Edition」は、買取価格保証型残価設定ローンの特別金利、普通充電器設置費用の10万円分サポート、プレミアムチャージングアライアンスの充電ネットワークの利用、フォルクスワーゲン販売店に設置される90kW以上の急速充電器の60分/月までの無償提供(登録から1年間)など、初めて電気自動車を購入する人が不安に感じるポイントを解消するパッケージを付帯した導入記念特別仕様車だ。
導入直後から、充実した装備・スペックに加え、競争力の高い価格設定、独自の充電網、信頼できる販売ネットワーク体制などが好評で、多くの販売拠点において「Launch Edition」の在庫が完売、あるいは品薄となってきている状況となり、2023年以降の生産で、同年第2四半期以降の販売分となる標準グレードの販売活動を前倒して開始することになったわけだ。
2023年以降の生産モデルはバッテリー容量などは従来モデルと変更はないが、制御にかかわるハードウェアおよびソフトウェアの改良により航続距離がさらに延伸され、これに伴い価格も変更されている。
なお、「Launch Edition」に付帯される特典の内、特に評価の高い独自の充電ネットワークにおける急速充電器利用料金の60分/月無償提供(登録から1年間)については、標準モデルでも一部内容を変更して継続採用される。