フォルクスワーゲン ジャパンは2022年10月25日、昨年フルモデルチェンジをした新型「ゴルフ ヴァリアント」に、新たなパワートレインとして最新世代の2.0TDIエンジンを搭載した「ゴルフ ヴァリアント TDI」を発売した。このTDIモデルのグレード構成は4グレード展開となっている。
今回新たに追加されたディーゼルエンジンは、すでに昨年末に導入したゴルフ TDIに採用されているエンジンと同じ150ps/350Nmを発生する最新世代のディーゼルエンジンだ。最新技術のツインドージング(デュアル・アドブルー噴射)システムを採用することで、窒素酸化物(NOx)の排出量を大幅に削減すると同時に、最大トルクを360Nmまで高め、クリーンな排出ガスと高いパフォーマンスを両立。また、燃費も先代より大幅に改善され、WLTCモードで19.0km/Lを達成している。
グレードはすでに導入済みのハッチバックモデル同様に、「Active Basic」、「Active Advance」、「Style」、「R-Line」という4グレード展開だ。
同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」やデジタルメータークラスター「Digital Cockpit Pro」など先進装備をエントリーグレードの「Active Basic」から標準装備としている。さらに走行モードの切り替えが可能なドライビングプロファイルやシートヒーターなどの快適装備も全グレード標準となっている。
また、ゴルフ TDIと同様に、LEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」やヘッドアップディスプレイ、純正インフォテイメントシステム「Discover Pro」など通常はオプション設定の装備を標準設定とした「Active Advance」グレードを設定。
さらに上質なトリムや電動パノラマスライディングルーフなどのオプションが選択可能な「Style」やエクステリアをスポーティなデザインにした「R-Line」を設定している。なお「R-Line」では、ハッチバック同様に18インチ・アルミホイールもオプションなっている。
今回の追加設定により、新型ゴルフ、ゴルフ ヴァリアントは、2種類のeTSIマイルドハイブリッドシステムを採用したモデル、2.0TDIのクリーンディーゼルエンジンを採用したモデルに加えて、2種類の2.0TSIエンジンを搭載したモデルとなり、5種類のパワートレインをラインアップし、全19グレード構成となっている。