2015年1月29日、フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンでは、電気自動車e-up!に乗ったドライバーの脳波を測定し、内燃機関運転時のデータと比較し、「どちらのクルマがより楽しめているか」、その結果を公表した。
この実験は慶應義塾大学の満倉靖恵准教授の協力の下で行なわれ、脳波測定システム「感性アナライザ」による試乗(e-driving)で、ドライバーの脳が感じた情動の数値を測定したもの。
20~40代の男女12名が感性アナライザを装着し、電気自動車フォルクスワーゲンe-up!と内燃機関搭載車を試乗。それぞれ測定項目はenjoy(走る気持ちよさ・楽しさ)、exciting(運転するドキドキ感・ワクワク感)、easy(乗り心地のよさ・安定感)で、そのスコアの高さによって「楽しい」と感じていることになる。
直進加速時の脳の数値では、電気自動車の方が内燃機関車に比べて、5ポイント以上高いドライバーが6名で、うち5名は10ポイント以上高かった。平均値は内燃機関車43.9ポイント、電気自動車が50.6ポイントとなっている。コーナリング時の脳の数値は内燃機関車46.4ポイント、電気自動車が53.4ポイント。後席乗車時の脳の数値は、内燃機関車58.84ポイント、電気自動車が67.67ポイントというデータになっている。
総じて電気自動車e-up!の方が快感、楽しいと感じたドライバーが多いようである。なおこのe-up!に乗っての脳波測定試乗「e-driving」は、2015年2月15日まで下記概要にて実施されている。
■フォルクスワーゲン「e-mobility station@湘南T-SITE」
■神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目21番1号
■開催期間 2015年2月15日(日)まで。毎週火曜日定休日
■施設営業時間10:00~20:00
■「e-driveng」試乗時間 期間中の土日祝日11:00~16:30(最終受付:16:00)