フォルクスワーゲンは、将来、すべてのデジタル サービスとアプリを“Volkswagen We”サービス プラットフォームに統合し、その概要をフランクフルトショー弐手発表する。将来的な展望は、フォルクスワーゲンが純粋な自動車メーカーからモビリティサービスのプロバイダーへと進化していく、というものだ。
この“Volkswagen We”には、すでにユーザーも多い“Volkswagen Car-Net”が含まれている。“Volkswagen Car-Net”は、“Security & Service”(例:自動緊急コール)、“Guide & Inform”(例:オンライン交通情報)、“e-Remote”(電気自動車およびハイブリッド自動車の情報および機能へのアクセスと制御)、“App-Connect”(Apple およびAndroid 用各種スマートフォンアプリの統合)から構成されているが、近い将来サービスが始まる“Volkswagen We”には、新たなオンライン サービスやアプリが追加される予定となっている。その中には、すでにドイツの主要6都市で提供が開始されている“We Park”オンライン パーキング システムといった革新的なサービスも含まれている。さらに新しいオンライン サービスやアプリとして、“We Deliver’”(フォルクスワーゲンのラゲージルームが配送先の住所となる)、“VW Connect”(アプリ経由でさまざまな車両情報にアクセス、旧モデルのフォルクスワーゲンに後付けも可能)、“We Commerce”(ユーザーのプロフィールを考慮した商品情報の提供)などが予定されている。
これらのサービスによって“Volkswagen We”ユーザーは、2025 年までに約8,000 万人に増加すると見込まれている。それらのユーザーの利便性を考慮してフォルクスワーゲンでは、“Volkswagen User-ID”も開発。一度ログインするだけで膨大なサービスを利用でき、近い将来、この“Volkswagen User-ID”でカスタマイズした車両設定(例:空調コントロール、サウンド/シート設定)をオンラインで他のフォルクスワーゲン車両(不特定多数が使用するレンタカーや社用車など)に転送することも可能となる予定だ。