フォルクスワーゲングループは2016年に1030万台を販売

フォルクスワーゲン グループは2017年1月10日、2016年におけるグループ全体の販売台数を発表した。

2016年12月の販売台数は、前年同月比11.8%増となる93万3,300 台、そして年間販売台数は前年比3.8%増となる1,030 万台となっている。これについてフォルクスワーゲン グループ最高経営責任者(CEO)のマティアス ミュラー氏は「2016 年は、私たちにとって挑戦の一年でした。ディーゼル問題の解決と克服において、大きな進展を示すことができました。同時に、フォルクスワーゲンが未来のモビリティに向けて準備を整えるための抜本的変革プロセスである「Together – Strategy 2025」を開始しました。このような困難な状況にもかかわらず、私たちは安定的に事業を行なうことができ、2016 年に1,000 万台を超える車両をお客様に納車したという事実は、我々が未来に向けて進む上で、グループ および各ブランドを勇気づけるものです」とコメントしている。

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地域別の販売傾向だが、ヨーロッパでのフォルクスワーゲン グループの傘下ブランドは、2016年12月に34万600 台(9.2%増)を販売したことで、年間では420 万台(4.0%増)を販売した。西ヨーロッパにおけるグループの販売台数は、前年比9.2%増となる28万2,100 台で、とくに12 月には英国、イタリア、フランスで販売台数が伸びている。ドイツでの販売台数は12 月に前年同月比2.6%減となる9万2,900 となったが、中央および東ヨーロッパでは、12 月に前年同月比8.8%増となる5万8,500 台の車両を販売している。

北米地域では、2016 年に93万9,100 台(0.8%増)を販売した。同地域では、12 月に前年同月比10.3%増となる9万4,000 台の車両を販売。とくに米国における販売が好調(16.1%増)だったことが、この結果に貢献している。南米でも12 月の販売台数は前年同月比5.0%増となる3万6,500 台と好調を維持している。

アジア太平洋地域では、2016 年に430 万台(9.7%増)を販売している。とくに中国における販売台数は、年間400 万台(12.2%増)と大幅な伸びを記録。12 月には前年同月比18.6%増となる39万600 台の車両が販売されている。

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2017年に向けてミュラー氏は「私たちは2017 年にe モビリティ、自動運転、製品および企業のデジタル化といった、未来の主要な技術分野に対する取り組みを強化する予定です。しかしながら、現在の中核事業をおろそかにするつもりはありません。私たちのグループ傘下ブランドは、2017 年内に約60 のニューモデルを導入する予定です。これらのニューモデルには、完全に新しいコンセプトのモデルに加え、新型フォルクスワーゲン ポロ、トゥアレグ、シュコダ イエティ、セアト イビザ、ポルシェ カイエン、アウディA8、ベントレー コンチネンタルGT といった、数多くの ブランドの中核モデルが含まれています。また、私たちは体系的にe モビリティ推進策を継続し、2017〜2018 年にかけて10 車種以上の電動駆動車を発売する予定です」とコメントしている。

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