フォルクスワーゲン本社は2026年1月14日、フォルクスワーゲン・ブランドは2025年に世界中で約473万台の車両を販売したと発表した。
厳しい市場環境の中で、販売台数は前年比-1.4%となっている。特に激しいインフレ不況が続くヨーロッパ(+5.1%)、南米(+18.5%)では好調な販売を記録したが、中国(-8.4%)の市場環境は依然として厳しい状況が続いている。米国の関税政策は、北米における販売台数に大きな影響をもたらし-8.2%となった。

フォルクスワーゲンは、従来の内燃エンジンモデルと電気自動車の両方で、引き続きヨーロッパにおける市場リーダーとなっている。また、フォルクスワーゲンは、本拠地であるドイツでも市場シェア1位の座を維持しており、ドイツ連邦自動車庁(KBA)の集計によると、フォルクスワーゲン・ブランドの全モデルの市場シェアは19.6%(前年比+0.5%)となっている。
フォルクスワーゲン乗用車セールス、マーケティングおよびアフターセールス担当取締役のマーティン・サンダーは、「販売台数の動向は、私たちの製品がお客様から高く評価されていること、フォルクスワーゲン・ブランドの戦略が正しい方向に進んでいることを力強く示しています。私たちは、2026年も市場環境は全体的に厳しい状況が続くと予想しています。それでも、私たちの魅力的な新しい製品ポートフォリオに加え、効率および競争力へ明確に焦点を当てることにより、この課題に立ち向かうための十分な準備が整っていると確信しています。今年、私たちは中国だけでも、10車種以上の新しい電気自動車を発売する予定です」と語っている。
フォルクスワーゲンは、2025年に特にドイツおよびヨーロッパで電気自動車の販売台数を大幅に増加させている。本拠地であるドイツでは、販売台数が9万3800台(+60.7%)に、ヨーロッパ全体では約24万7900台(+49.1%)に増加している。

「ID.」ファミリーの新しいベストセラーモデルである「ID.7」が、この販売拡大の大きな原動力だ。このモデルは、前年比132.0%の増加となる約3万5000台がドイツで販売された。同様に、「ID.7」はヨーロッパ全域で人気があり、7万6600台(+133.9%)が販売された。このトップモデルには、セダンの「ID.7」、エステート「ID.7 Tourer」)の2種類のボディタイプが設定されている。
フォルクスワーゲンは2026年にベース価格が約2万5000ユーロの「ID. ポロ」や、コンパクトSUVの「ID. クロス」の量産バージョンなど、多くの新しい電気自動車を発売することになっており、電気自動車の需要はさらに増加すると予想している。
内燃エンジンモデルでは、2025年もSUVはモデル・ラインナップの中で、好調な販売を維持した。これらのモデルは、フォルクスワーゲンの総販売台数の50.2%を占め、前年比5.3%の増加となっている。米国で販売されたフォルクスワーゲンのモデルの78.5%以上はSUVモデルであった。
ヨーロッパで最も売れているフォルクスワーゲンのSUVは「T-Roc」で、このモデルは、第2世代が2025年に発売され、20万1995台(2024年比+3.9%)が販売された。2025年春から販売を開始したフォルクスワーゲン「タイロン」も好評を維持し、すでに全世界で6万700台が販売されている。

2026年、特に注目すべきは、自動車史におけるアイコンモデル「GTI」が50周年を迎えることだ。フォルクスワーゲンは現在、記念モデルの「ゴルフ GTI EDITION 50」を発表した。この特別なモデルは、「GTI」史上最もパワフルな量産モデルで、ハイパフォーマンスとドライビング・ダイナミクスにおいて画期的なモデルとなっている。













