フォルクスワーゲングループ ジャパンは2022年11月22日、日本国内で急速充電器のネットワーク拡充を促進する「プレミアム チャージング アライアンス(Premium Charging Alliance = PCA)」に加盟し、サービスを開始すると発表した。これまでのPCAはアウディとポルシェの両ブランドで構成されていたが、電動SUV「ID.4」の発売を契機に第3のブランドとしてフォルクスワーゲンが加わった。この3ブランドの電気自動車オーナーは、各ブランドが展開している急速充電器を相互利用することができる。
「プレミアム チャージング アライアンス」は、アウディ、ポルシェとフォルクスワーゲンによる電気自動車のオーナーに向けて、各ブランドの販売店や都市部に展開する90〜150kW級の大出力で、CHAdeMO規格の急速充電ネットワークを統合する日本国内の充電サービス事業となる。
2022年12月末時点で、日本国内約210拠点・220基(3ブランド合計)の急速充電器を各ブランドのオーナーが利用することが可能となる予定だ。
日本国内では既存のCHAdeMO充電機は2万ヵ所以上存在しているが、旧規格の低出力充電器がほとんどであるのに対し、この「プレミアム チャージング アライアンス」は日本の自動車メーカーに先駆け、90〜150kW級の最新の急速充電機であり、より短時間での充電が可能になる。
「プレミアム チャージング アライアンス」公式サイト:https://pcajp.com