2011年1月16日、VWジャパンはゴルフのエントリーモデル、トレンドラインにブルーモーションテクノロジーを搭載し、そして一部仕様を変更し「ゴルフTSIブルーモーションテクノロジー」という車名で発売を開始した。ゴルフTSIトレンドラインは、ゴルフシリーズのエントリーモデルとして位置付けられ、1.2LのSOHC・4気筒ターボエンジン、7速DSGを採用している。ベースモデルで257万円、アルミホイールやレザーステアリングホイールを装備するプレミアムエディションで価格は263万円で、10・15モード燃費は17.4km/Lであった。
今回、TSIトレンドラインに採用したブルーモーションテクノロジーは、停車時にエンジンを停止するスタート&ストップと、減速時にオルタネーターが発電して減速エネルギーをバッテリーに回収するブレーキエネルギー回生システムであり、TSIトレンドラインのプレミアムエディションに搭載した。
この結果、10・15モード燃費は17.4km/Lから18.4km/Lと6%向上している。ちなみにこの燃費は1.4LのDOHCエンジン、7速DSGの組み合わせでブルーモーションテクノロジーを搭載するパサート、2.0Lの4気筒DOHCを搭載するBMW 320i(6速MT)とまったく同じ数値。ゴルフもトップレベルの燃費を達成したわけだ。また、この燃費は10・15モード燃費に特化させていないので、実用燃費でもほぼ同等レベル達成できると思われる。
TSIトレンドライン・ブルーモーションテクノロジーの価格は264万円。さらにエコカー減税対象車のため10万円の補助金を得られる。
●Golf TSI Trendline BlueMotion Technology主要諸元
●全長4210mm×全幅1790mm×全高1485mm 重量=1270kg ●エンジン=OHC4気筒ターボ 1197cc ●最高出力=77kW(105ps)/5000rpm 最大トルク=175Nm(17.8kgm)/1500rpm?4100rpm ● タイヤ&ホイール=195/65 R15、6.5Jx15アルミホイール