ボルボ・カー・ジャパンは、フラッグシップSUVの「XC90」が、アメリカ「ワーズオート」誌の「10ベストインテリア2016」に選ばれたことを発表した。同賞は、2015年に米国市場に投入された新型車およびマイナーチェンジ車を対象に、優れたインテリアの乗用車を選出するものだ。
新型XC90のインテリアは、「乗員すべてに、乗り込んだ直後よりも目的地に到着した時の方がより心地よく感じられる」ことをテーマにデザイン。ナッパレザーやウッド本来の美しさを生かしたナチュラルな素材が演出する室内は、クリーンで鮮やか。そして居心地がよく、モダンなスカンジナビアの家を思わせる空間を実現している。
このXC90のインテリアについて、ワーズオート誌のシニア・エディターのトム・マーフィー氏は、「木目の美しさが際立つリニアウォルナットウッドのインレイ、オレフォス製クリスタルを用いたシフトノブ、さらに使い勝手に優れたタブレット型ディスプレイや、輝きを放つメタルパーツに至るまで、すべてでスウェーデンを体現。間違いなく、今年のコンテストにおいて最もドラマチックなスタイリングのコンセプトを実現している」とコメントしている。
ワーズオート誌は、世界中の自動車産業の今を伝える米国を代表する業界誌で、その編集者8名が「10ベストインテリア2016」の1台としてXC90を選出。ノミネートされたのは、18モデルのSUVを含む47のニューモデルで、インテリアのマテリアルや人間工学、ドライバーインフォメーション、安全性、快適性、質感、美しさといった観点から同賞を選出している。
同賞の受賞について、ボルボ・カー・グループのインテリアデザインディレクターのロビン・ペイジ氏は、「我々はXC90のインテリアで、このセグメントにおける新たな基準を打ち立てたと考えている」と述べた。