ボルボ フラッグシップSUV「XC90」をマイナーチェンジ

ボルボ・カー・ジャパンは2019年8月22日、2016年の発売以来初となる7座席のフラッグシップSUV「XC90」のマイナーチェンジを行ない、内外装のデザインのより熟成させて発売した。また、同時に「XC90 D5 AWD R-Design」の特別仕様車も発売した。

ボルボ フラッグシップSUV「XC90」をマイナーチェンジ

車両概要

今回のマイナーチェンジで、フロントグリル、フロント・バンパー、リヤ・バンパーに新デザインを採用。また「Excellence」を除く各グレードのアルミホイールのデザインを変更した。

ボルボ フラッグシップSUV「XC90」をマイナーチェンジ

インテリアでは、「T8 ツインエンジン AWD」に装備されるオレフォス社製クリスタル・シフトノブに新デザインに変更。また本革シート、パーフォレーテッド・ファインナッパレザーシートに新色のスレート(グレーカラー)が追加された。

ボルボ フラッグシップSUV「XC90」をマイナーチェンジ

安全技術は、最新の16種類以上の先進安全・運転支援機能IntelliSafe(インテリセーフ)を標準装備し、今回、City Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキシステム)に「ステアリング・サポート(衝突回避支援機能)」が追加された。

これは、被害軽減ブレーキだけでは衝突を回避できない場合に、ステアリング操作をアシストして障害物の回避を支援する機能だ。ドライバーによるステアリング操作が障害物の回避に不十分な場合、適切な操作量を確保できるようにステアリング操作をアシストし、同時に前後内輪のブレーキを作動させ、緊急回避操作を安全に行なえるように支援できる。

また、衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)を追加。駐車スペースから後退して出庫するときの安全を確保するための機能で、リヤ・バンパーに内蔵されたミリ波レーダーによって、接近する車両、歩行者やサイクリストの存在を検知。警告音でドライバーに知らせるとともに、必要に応じて被害軽減ブレーキを作動させ、衝突の回避または衝突被害の低減をサポートする。

さらに、駐車操作を補助する「パーク・アシスト・パイロット」に被害軽減ブレーキの新機能が追加され、駐車動作中にセンサーが車両前後の予想進路内で車両または歩行者を検知した場合、自動的にブレーキがかかり停止する。この他に、「タイヤ空気圧モニタリングシステム」が標準装備となった。

特別仕様車「XC90 D5 AWD R-Design」

ベースグレードの「モメンタム」と上級グレードの「インスクリプション」の2グレード展開の「XC90 D5 AWD」にスポーティグレードのR-Designを特別仕様車として追加した。

特別仕様車「XC90 D5 AWD R-Design」
特別仕様車「XC90 D5 AWD R-Design」

「D5 AWD R-Design」は、専用グリルやバンパー、専用インテリア・トリム類を装備。さらにホイールは5ダブルスポークにダイヤモンドカットブラック仕上げの9.0J×22、 タイヤは275/35R22を装着している。

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