ボルボ・カー・ジャパンは、クロスオーバーSUVの「XC60」に新たなラインアップとなる「クラシック」シリーズを設定し、販売を開始した。
クラシックは従来のラインアップに比べてより上質な装備を充実させたモデル。チルトアップ機構付き電動パノラマ・ガラス・サンルーフや本革シート、12セグ地上デジタルTV、フロント・シートヒーター、モダンウッド・パネルを標準装備しているのが特徴。このクラシックシリーズが設定されるのは、D4エンジンとT5エンジン搭載モデルで、ラインアップは「D4 クラシック」と「T5 AWD クラシック」となる。
このうち、T5は新開発エンジンに変更されているのが大きなトピック。新たなエンジンは、従来の2.5L直列4気筒ターボから2.0L直列4気筒ターボにダウンサイジングしており、スペックは最高出力が245ps/最大トルク350Nmで、従来エンジンと同等。それでいて、JC08モード燃費は従来のT5 AWDと比べ+11%となる12.3km/Lを実現している。
加えてトランスミッションも変更されており、新開発の8速ATを搭載。これらにより、平成17年排ガス基準75%低減、平成27年燃費基準+10%を達成し、自動車取得税40%軽減、自動車重量税25%軽減、自動車税50%軽減のエコカー減税対象車となっている。
一方、クリーンディーゼルエンジンのD4は変更なし。パドルシフト付き8速ATと組み合わされる2.0L直列4気筒ターボディーゼルエンジンは、最高出力が190ps、最大トルクが4.0Lガソリンエンジン並みの400Nmを発揮。JC08モード燃費は18.6km/Lを記録し、優れた走行性能と高い環境性能を両立する。なお、D4は自動車取得税と自動車重量税が免税(100%減税)、自動車税75%軽減のエコカー減税対象車となる。
また、今回の新グレード追加に合わせて、従来のT6 AWD Rデザインを改良。従来モデルと同価格を維持しながら、チルトアップ機構付き電動パノラマ・ ガラス・サンルーフ、レザー・ダッシュボードを追加装備したほか、専用ホイールに新デザインの20インチアルミホイールを採用した。
加えて、D4 クラシック、T5 AWD クラシック、T6 AWD Rデザインには、歩行者・サイクリスト検知機能付き追突回避・軽減フルオートブレーキシステム、全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)をはじめとする10種類以上の先進安全技術が標準装備される。
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