2014年12月18日、ボルボカー・ジャパンは装備を充実させた2015年モデルのV40、V40 Cross Country、V70、XC70、S80を、同日から発売した。また、同時に台数限定の特別限定車、V70 T5 SE Dynamic Edition、XC70 T5 Dynamic Editionも発売した。
これら2015年モデルは、従来は「セーフティ・パッケージ」としてオプション設定していた「歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム)」、「全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」をはじめとする先進の安全装備・運転支援機能にリヤビューカメラを加え、新た「Intelli Safe10(インテリセーフ・テン)」として、全モデル、全グレードに標準装備している。
インテリセーフ・テンの内容は、歩行者・サイクリスト検知機能付き追突回避・軽減フルオートブレーキ(ミリ波レーダー、デジタルカメラ、赤外線レーザー方式:従来のシティセーフティとヒューマンセーフティを統合)、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、車間距離警告、ドライバーアラート・コントロール、レーンデパーチャーウォーニング、レーンキーピングエイド(V40、V40 Cross Country、S60/V60 T5に標準装備)、ブラインドスポットインフォメーション、レーンチェンジ・マージエイド(V40、V40 Cross Country、S60/V60 T5に標準装備)、クロストラフィックアラート(V40、V40 Cross Country、S60/V60 T5に標準装備)、ロードサイン・インフォメーション、リヤビューカメラ、全席シートベルト・プリテンショナー(S60/V60、V70/XC70、S80に標準装備)、フルアクティブハイビーム(S60/V60 T4 SE、XC60 T5 SE以上のグレードに標準装備)、アクティブハイビーム(S60/V60 T4、V70/XC70、S80に標準装備)。
直感的な操作が可能なインフォテイメントのインターフェイス・コンセプトSENSUS(センサス)も、進化している。インターネット接続機能や音声認識のボイスコントロール機能を追加し、操作画面を一新。さらに、カーナビゲーション連動型ITSスポット(DSRC)対応ETC車載器を標準装備。マップケア(地図データの無償更新)にも対応している。
ステアリングホイール上のボタンとスクロールスイッチに加え、新たにボイスコントロール機能を追加したことで、ナビの目的地設定やラジオ選局、電話機能などSENSUSの多くの操作がステアリングから手を離さずに行なえる(V40 T4のみナビゲーション機能はオプション)。
また、オーディオはharman/kardonスピーカー採用のプレミアムサウンド・オーディオシステムを各モデルにオプション設定(V40 T4、V40 Cross Country、XC70を除く)。総出力650Wのデジタルアンプに12個(V40、V40 Cross Countryは10個)のスピーカーを組み合わせ、迫力の重低音を満喫できるウーハー、ドーム・ツィーター、センターとフロントドアに組み込まれたミッドレンジスピーカー、さらにスウェーデンDirac Research社の次世代音質・音場補正ソフトウェア「Dirac Live」を採用し、すべてのシートでリアルで臨場感あるサウンドを楽しむことができる。
2015年モデルのV70、XC70は、新世代パワートレーンDrive-E「T5」エンジンと8速AT搭載モデルを新設定している。
■特別限定車 V70 T5 SE Dynamic Edition XC70 T5 Dynamic Edition
今回の2015年モデルの発売に合わせ、特別限定車のV70 T5 SEをベースにしたDynamic Edition (60台限定)、XC70 T5 Dynamic Edition(100台限定)を設定している。両車ともに新世代エンジン「Drive-E」、8速ATを搭載し、限定車ならではのより上質な装備を備えている。また、V70 Dynamic EditionはJC08モード燃費が14.3km/Lで、自動車取得税80%軽減、自動車重量税75%軽減、のエコカー減税対象車に、XC70 T5 Dynamic EditionはJC08モード燃費は13.7km/Lを達成し、エコカー減税100%減税対象となっている。