ポールスター WTCC用の新テストカーを導入。さらなる成績アップに期待

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ボルボ・カーズは、ボルボS60でFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)に参戦しているポールスター・シアン・レーシングが、2017年以降のレースマシン開発を加速させるために新たなテストカーを導入したことを発表した。

ポールスター・シアン・レーシングは、WTCC参戦に対して複数年プログラムを計画。参戦1年目の2016年シーズンは知識や技能の習得、2年目はレースでの優勝、そして3年目が世界タイトルの獲得を目標としている。

このプログラムを実現するため、チームドライバーのテッド・ビョークとロバート・ダールグレンは、新たに投入されたテストカーで、スウェーデン・マントープパークでの初テストを無事に成功。今後数カ月にわたり、さらなるテストを計画しているという。

ポールスター・シアン・レーシングのCEO、クリスチャン・ダール氏は「2017年以降のレース計画を実践していくうえで、新たなテストカーを導入することは重要な意味となる。これまでのチーム体制では、4月のWTCC初戦がスタートすると、レース用車両は開発拠点のスウェーデンを離れてしまうため開発作業がストップしてしまっていた。しかし、新たなテストカーの完成によって、レースで得るノウハウとともに、テストで得たデータを用いて、レースマシンの開発を加速できると期待している」と語っている。

また、ポールスターのモータースポーツ部門の責任者、アレクサンダー・ムルドゼフスキー・シェドビン氏は、「今年はトップ5とトップ10という結果をそれぞれ複数回獲得しており、これまでのところ期待を上回る結果を得ている。これはボルボS60 ポールスター TC1という強力なベースカーの存在と、チームの準備作業がもたらしたものだ。次の課題は、レースの日程に合わせて最適なテストプログラムを実施することで、これにより次シーズンのタイムとリザルトをさらに引き上げるために最適な環境を得ることができる」とコメントした。

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