ボルボ・カー・ジャパンは、ラインアップの中核を成す「S60」と「V60」に新型の「Polestar(ポールスター)」を設定し、販売を開始した。
今回リリースされた新型V60/S60ポールスターは、2016年5月に本国で発表され、当サイトでもレポートしているが、史上最強モデルがついに日本上陸を果たした。
新型ボルボS60/V60ポールスターは、史上最強の言葉通り、これまででもっともパワフルな367psを発生する2.0Lの4気筒エンジンを搭載。従来型の3.0L・6気筒エンジンを上回る性能を発揮し、0-100km/h加速4.7秒(S60ポールスターの欧州仕様参考値)、最高速度250km/h(リミッター作動、欧州仕様参考値)を記録する。
このエンジンは、T6エンジンをベースに、ターボチャージャーを大型化したほか、スーパーチャージャーの強化やコンロッドとカムシャフトの見直し、エアインテークの大型化、燃料ポンプの大容量化といった変更を実施。さらに、ボルグワーナー社の4WDシステムと、新たにSport+(スポーツプラス)モードを採用したパドルシフト付き8速AT、専用チューニング電動パワーステアリング、371mmのスロット付きフロントブレーキディスク、ブレンボ製6ポッドキャリパー、オーリンズ製DFVダンパーなども搭載される。
加えて、2015年型のS60/V60ポールスターに対して車両重量の削減も実現。新パワートレーンの採用により、フロントアクスルを中心に軽量化が計られ、重量配分を最適化することでハンドリング性能を大きく向上させている。
また、環境性能も向上。JC08モード燃費は、S60ポールスターで12.2km/L、V60ポールスターで11.2km/L)を達成し、最大で27%もの燃料消費率を改善した。
日本においてポールスターの導入は今回で3度目。この新型S60/V60ポールスターは100台限定の販売となる。