ボルボ・カーズは2024年6月6日、アメリカ・サウスカロライナ州チャールストン郊外にあるアメリカ工場で、EVのフラッグシップSUV「EX90」の生産が開始たと発表した。なお「EX90」は2024年後半に2025年モデルとしてデリバリーが開始される予定となっている。
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フルサイズEVのSUVで、ボルボのフラッグシップとなるEX90は、2022年秋に発表されたが、生産はやや計画より遅れ、ようやくサウスカロライナ工場での生産が開始された。
ボルボの製造拠点は、スウェーデンのヨーテボリ本社工場とベルギーのゲント工場、そして急伸する中国市場では成都、大慶、台州の3工場を展開しており、カーボンニュートラルが実現したチャールストン工場は世界7番目となる。
EX90はEV専用プラットフォームを採用するとともに独自開発した最先端の電子プラットフォーム/OSを採用している。そしてクアルコム社製Snapdragon Cockpitプラットフォーム、最新のゲーム用3Dツール、Googleと共同開発した車載インフォテイメントなどにより、最先端の完全なSDV(ソフトウエア・ディファインド・ビークル)となっている。
チャールストン工場をラインオフするEX90の第1号車は、デニム・ブルーに塗られたモデルで、2024年後半にアメリカの顧客に届けられる。
なおEX90は、最大の市場である中国の成都工場でも生産が開始される。