ボルボ 新たな先進技術開発拠点をシンガポールに設立 アジアマーケットへの期待か?!

ボルボ・カーズは2023年9月12日、シンガポールに新たな開発技術拠点を開設したと発表した。EV専業メーカーに向けて前進するボルボ・カーズの各種データ分析、ソフトウェア開発、先進の製造技術開発の拠点に位置付けられている。

ボルボ・カーズのハビエル・ヴァレラCOO
「シンガポールにおけるこの新しい拠点は、社内のテクノロジーとソフトウェア開発能力をサポートするものです。グローバル・イノベーション・センターとして、当社の勢いをさらに加速させ、先進の製造技術およびデータ分析における能力を高めていきます」 と語っている。

なおボルボ・カーズは、中国の上海とスウェーデンのイェーテボリに大規模なエンジニアリングセンターがあり、スウェーデンのストックホルムと、ポーランドのクラクフ、インドのバンガロールにそれぞれ技術拠点を設置しており、シンガポールは5番目の技術拠点となる。

ストックホルムの技術拠点

シンガポールは近年、世界有数の技術能力とイノベーションの中心地となっており、一流の大学や幅広い教育エコシステムを擁しており、今では世界中の多くのテクノロジー企業、投資先、人材に選ばれる場所となっている。

ボルボ・カーズは、シンガポール経済開発庁(EDB)の支援を受け、シンガポールに新たなハブを設立した。シンガポール拠点は9月初旬にオープンし、9月1日に入社したシンガポール人のイヴォンヌ・タン氏が指揮を執る。

イヴォンヌ氏は、シンガポール工科デザイン大学で工学博士号を取得し、ウェールズ大学でビジネスITの理学修士号も取得。ダイソン社のシニア・エンジニアリング・マネージャーを経てテクノロジー・サービスの世界的大手プロバイダーであるVenture International社のR&Dディレクターを経てボルボ・カーズに入社している。

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COTY
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