ボルボ・カーズ・ジャパンは2012 年2 月6 日、最上級の7人乗りクロスオーバー車「ボルボXC90」の内外装を変更し、同日より発売した。今回はフロントバンパーからリアのテールランプのLED化に伴うデザイン変更に至るまで、エクステリアを大幅にリメイク。フルカラーコーディネートの採用で、さらなる高級感を訴求している。
エクステリアでは今回、前後のバンパーやドアモールの下部、サイドシルなどのプロテクション・モールディング部分がすべてボディ同色となり、フルカラーコーディネート化が実現された。さらにシルバーに輝く新デザインのバンパーバーが標準装備され、表情を大きくイメージチェンジ。またルーフレールのフット部分の色をシルバーに変更して高級感を訴求。そして他のボルボ車同様に、最新のLED技術を用いた新デザインのテールランプをに変更されている。
インテリアでは、アルミニウムをアクセントに使った新デザイン（3本スポーク）の本革巻ステアリングホイールを採用。メーターまわりにもサンドシルバー仕上げの新デザインのアルミパネルが組み込まれている。またテールゲート用のレザーストラップが今回から標準装備となっている。さらにアルミホイールも“Thaila”と呼ばれる新意匠のマットシルバー仕上げ（7.5J ×18）に変更されている。
よりスポーティな仕様を好むユーザーのリクエストに応える「R-DESIGN パッケージ」は、専用フロントグリルのメッシュ部をグロスブラック仕上げに変更。同じく専用の本革スポーツシート、アルミニウムパネル、ステッチ入りドアインサートに新デザインを採用している。また今回から新たにサイドウインドートリム（シルクメタル仕上げ）と、専用マットクロームのドアミラーカバーが装備された。
車両本体価格（消費税込、以下同）は「XC90 3.2 AWD SE」が654.0万円で、2011年モデルに対して15.0万円のアップとなっている。また「R-DESIGN パッケージ」のオプショナルフィーは25.0万円。ハンドル位置は右のみとなっている。ちなみにパワートレインに変更はなく、フロントに横置きした直列6 気筒DOHC3.2Lエンジンと、ギアトロニックと呼ばれるロックアップ機構付きの6速ATトランスミッションの組み合わせである。
