ポルシェは2021年3月5日、電気自動車スポーツカー「タイカン」のラインアップを拡張するクロスオーバーのニューモデル、「タイカン クロスツーリスモ」、「タイカン4Sクロスツーリスモ」、「タイカン ターボ クロスツーリスモ」をミュンヘン見本市会場のハイパーボウルスタジオで発表し、同時に日本での受注を開始しました。
多目的クロスオーバーモデルのタイカン クロスツーリスモは2018年のジュネーブ モーターショーでコンセプトモデルが公開され、ようやく市販モデルとしてデビューしました。
タイカン クロスツーリスモは、5ドアのロングキャビンを備え、よりクロスオーバー風に仕上げたモデルです。タイカンにクロスツーリスモを追加することで、フル電動スポーツカーシリーズのモデルレンジを拡大させています。
タイカン クロスツーリスモは、800Vの高電圧システムによる革新的な電気駆動システムを採用しています。さらに、4WDとアダプティブエアサスペンションを備えた、新しいハイテクシャシーが、オフロードでも妥協のない運動性能、動力性能を確保しています。
クロスツーリスモは、リヤの乗員のためにヘッドルームを47mm高くし、大型テールゲートを備え、積み込み可能なラゲージ容量は1200Lを超える大容量となっています。
タイカン クロスツーリスモは3グレード設定され、全モデルが総容量93.4kWhのパフォーマンスバッテリー・プラスが標準装備されています。
タイカンクロスツーリスモは、280kW(380ps)、ローンチコントロール時のオーバーブースト出力350kW(476ps)、0-100km/h加速タイム5.1秒、最高速度220km/h、航続距離(WLTP)389~456km。
タイカン4Sクロスツーリスモは、360kW(490ps)、ローンチコントロール時のオーバーブースト出力420kW(571ps)、0-100km/h加速タイム4.1秒、最高速度240km/h、航続距離(WLTP)388~452km。
タイカン ターボ クロスツーリスモは、460kW(625ps)、ローンチコントロール時のオーバーブースト出力500kW(680ps)、0-100km/h加速タイム3.3秒、最高速度250km/h、航続距離(WLTP)395~452km
全モデルに4WDとアダプティブエアサスペンションを備えたハイテクシャシーが標準装備され、オプションのオフロードデザインパッケージは最低地上高を最大30mm増大。これにより、クロスツーリスモは難易度の高いオフロード地形の走行も可能で、標準装備の「グラベルモード」がラフロード走行への適合性を向上させることができます。
デザインは、コンセプトスタディモデルを継承し、後方に向かって下降するスポーティなルーフラインを採用。オフロード風のデザインエレメントとしては、ホイールアーチトリム、ユニークなフロントとリヤのロアエプロンとサイドシルが含まれます。
クロスツーリスモは、オフロードデザインパッケージの一部として、フロントバンパーとリヤバンパーのコーナーとシルエンドに専用フラップも装備。これは、エクステリアを際立たせるだけでなく、飛び石からも保護する機能を持っています。