ポルシェ ニューモデルイヤー全モデルラインに総合的なイノベーション

ポルシェは2017年6月30日、大幅に装備を拡充したニューモデルイヤーを発売することを発表した。

今回の大きな変更点のひとつが、ポルシェ・コネクトの機能拡張だ。具体的にはコンシェルジュ サービスが日本国内でも開始され、個人向けオンデマンドサービスを提供することになった。

この機能を利用すると、飛行機、レンタカー、およびホテルの予約、クレジットカード情報が必要となるレストラン予約等が可能となる。コンシェルジュが、目的地をPCMのナビゲーションシステムに送信することもできる。

このニューモデルイヤーのポルシェ・コネクトの機能拡張に合わせて、既存車両のシステムにも新機能を追加するプログラムが提供されることになった。パナメーラのポルシェ コネクト サービス装備車は、ワークショップでソフトウェアの無料アップデートを受けることにより、コンシェルジュ サービス、天気予報、駐車場情報、Gracenote Online等の機能を3年間無料で使用する事ができるようになる(コンシェルジュ サービスは3か月間無料)。

この他、全モデルラインに対して行なわれたのが、インテリアとエクステリアへの多数のニューカラーの追加だ。中でも注目したいのは、911と718の全モデルでクレヨンを選択できるようになったこと。

パナメーラでオプションとして用意されたクレヨンは、今までにない独特な色合いが話題になっていたものの、今まで他のモデルへは展開されていなかった。それが911や718のオーナーも選択可能になったのは、嬉しいニュースと言えるだろう。

911専用色としては、中間研磨を施したサフランイエローメタリックも用意された。4層コートのこの塗装は、独特な深みを生み出すのが特徴の色。これもポルシェならではの特別なカラーとして人気を集めそうだ。

ボディカラー以外でも、オプションのスポーツエグゾーストシステムに、ハイグロスブラックのテールパイプに用意されるようになったのが、エクステリア関係での新しい試みとなっている。

インテリアには、ブラックまたはグラファイトブルー/クレヨンのSport-Texが設定されるようになった。911タルガ4Sエクスクルーシブ デザインエディションは、エトナブルーのボディとグラファイトブルーのインテリアも注文可能となる。

カイエンの最新モデルイヤーのカラーレンジには、新しいパープライトメタリックとパラジウムメタリックのスペシャルカラーが含まれるようになった。またブラック/ルクソールベージュがマカンのレザーインテリアに追加される。

パナメーラについては、バーガンディーレッドメタリックとリストレットブラウンメタリックの新しいボディカラー、ブラック/ルクソールベージュのレザーインテリアも注文可能になる。クラブレザーインテリアには、コイーバブラウンとトリュフブラウンのニューカラーが用意される。

ニューモデルイヤーではメカニカルな部分にも、興味深いオプションが提供されることになった。それは全ての911 Sモデルに用意された、450PSにパワーアップするオプションパッケージだ。

ニュー911カレラS、911カレラ4S、および911タルガ4Sの全モデルには、工場装着装備(ポルシェ エクスクルーシブ)として、エンジン出力を22kW(30PS)増強し331kW(450PS)にパワーアップするキットが提供される。パッケージに含まれるのは、大型のターボチャージャー、ダイナミックエンジンマウントを含むスポーツクロノパッケージ、改良されたブレーキクーリングシステム、および中央に2本のテールパイプを備えたユニークなデザインのスポーツエグゾーストシステムとなっている。

本件に関する問い合わせは、ポルシェ カスタマーケアセンター 0120-846-911 またはポルシェ ホームページまで。

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