ポルシェ 550PSの「911スポーツクラシック」を世界限定1250台販売

ポルシェ本社は2022年4月28日、ヘリテージデザイン戦略に基づき合計4モデルの投入を計画しているが、その第2弾となる「911スポーツクラシック」を世界限定1250台で販売すると発表した。

第1弾は、2020年に発売した1950年代から1960年代のデザイン・エレメントを採用した911タルガ4Sヘリテージデザインエディションであった。そして今回発表された911スポーツクラシックは、ポルシェ・エクスクルーシブマニュファクチャーによる1960年代、1970年代のスタイルを再定義した特別な限定モデルだ。

ポルシェクラシックやエクスクルーシブマニュファクチャーなどを統括するアレキサンダー・ファビック氏は、「ポルシェの製品戦略中、もっともエモーショナルなコンセプトから生まれたのがヘリテージデザインモデルです。これらのユニークなモデルではポルシェのデザイン部門とエクスクルーシブマニュファクチャーが、歴代のアイコニックな911のエクステリアや、1950年代から1980年代の装備やデザインを改めて定義しています」と語っている。

今回の911スポーツクラシックでは、911ターボのようなワイドボディと、伝説ともいえる911カレラRS2.7のダックテールスポイラー、そしてダブルバブルルーフがハイライトとなっている。

ボディ色について、ポルシェのデザイン部門、スタイルポルシェの責任者であるミヒャエル・マウアー氏は、「スポーツグレーメタリックは新型911スポーツクラシックで初めて採用されました。グレーは主張をしつつクールであり、退屈をさない稀有なカラーです」と語っている。

新型スポーツクラシックではスポーツグレーの他に、ブラック、アゲートグレー、ゲンチアンブルーメタリックも用意されている。もちろんパーソナルなカラーでのペイントもオーダー可能で、ボンネットからルーフ、リヤスポイラーにかけてスポーツグレーでペイントされた2本のストライプが、911スポーツクラシックのキャラクターをより強調している。

インテリアでは初期の911の特徴ともいえる千鳥格子が、ドアパネルやシート中央部分に採用されている。またアニリンレザーを使用したブラックとコニャックの2トーンレザーがエクステリアカラーとの上品なコントラストを生み出している。

パワートレインは、排気量3.7Lの水平対向6気筒ツインターボ・エンジン。550psを発生するこの特別なモデルは、マニュアルトランスミッションを搭載する現行911の中でもっともパワフルなモデルとなる。

7速MTにはシフトダウン時にエンジン回転数を調整する自動ブリッピング機能を採用。標準装備のスポーツエグゾーストシステムはスポーツクラシックにふさわしい、よりエモーショナルなサウンドのために専用に開発された。

サスペンションは911ターボおよびGTSシリーズをベースとして、911スポーツクラシックのハイパフォーマンスに合わせてチューニングされている。標準装備のポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM)はダンパーの硬さを状況に合わせて瞬時に調整することができる。また車高を10㎜下げるスポーツサスペンションもPASMと同じく標準装備となっている。

なお、日本への割り当て台数や導入時期葉現時点で未定になっている。

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COTY
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