ポルシェAGは2019年7月30日、第8世代の新型911(タイプ992)にエントリーモデルとなる「911カレラ・クーペ」、「911カレラ・カブリオレ」を追加すると発表した。
モデル概要
新型911カレラ・クーペ、カブリオレは先代モデルより15psパワーアップし、385psを発生する3.0L・水平対向ツインターボ・エンジンを搭載している。基本的なメカニズムは上位モデルの911カレラSと共通だ。
10.9インチタッチスクリーン・ディスプレイを備えた上質なインテリアと高度なコネクティビティ、ポルシェ・ウェットモードなどに代表される革新的なドライバー・アシスタンス・システムなども共通している。
911カレラのエクステリアの特長は、カレラSよりひとまわり小さな標準ホイールとブレーキ・サイズ、そしてリヤ左右のシングル・エギゾーストテールパイプだ。
911カレラのエンジン、シャシー、ブレーキは、911カレラSと同様で、また従来より小型化されたタービン/コンプレッサーを装備している。トランスミッションは新開発の8速デュアルクラッチ(PDK)が組み合わされている。
これらにより911カレラクーペの0-100km/h加速は4.2秒、最高速度は293km/h。スポーツクロノパッケージをオプション装着した場合、0-100km/h加速タイムは0.2秒短縮される。新欧州サイクル(NEDC)による燃費はクーペで9.0L/100km、カブリオレで9.2L/100km。
タイヤはフロントが235/40ZR19、リヤは2295/35ZR20の前後異サイズ・タイヤを採用し、4輪ともに黒くペイントされた4ピストン・モノブロックキャリパーと直径330mmのブレーキディスクが装着される。なお新型「911カレラ・クーペ」、「911カレラ・カブリオレ」の日本導入の時期、価格などは未定となっている。